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不快な感情が生まれるのを防ぐ為に



①不快な感情が生まれるのを防ぐ。もし湧いてしまったなら早めにリセットする。

②相手とどう関わるのかを考える。

仏教において、感情を上下させない為には上記の2点が必要になってくる。
重要なのは、その時に起きた自分の感情と相手との関係の持ち方をごっちゃにしないこと。

自分の感情が乱されたのを相手にせいにして相手を憎んだり恨んだり好意をよせるケースが一般的だが、それに反応してるのは自分の心
関わり方はあとで別で考えるとして、「反応しない心を作る」ことが先決である。




「反応しないこと」が最高の勝利になる

もし罵る者に罵りを、怒る者に怒りを、言い争う者に言い争いを返したならば、その人は相手からの食事を受け取り食べたことになる。
私はあなたの差し出すものを受け取らない。
あなたの言葉はあなただけのものになる。
そのまま持って帰るがよい。

ー罵倒するバラモンとの対峙 サンユッタニカーヤ

相手がぶつけてくる感情を、差し出された食べ物と例えられている非常に分かりやすい考え方。
仏教における「勝利」とは相手に対して心を失わない事を意味する。




相手の反応は相手に委ねる


人間は皆、違う脳、違う考えを持っているため「正しい」と思えることも、人それぞれ違う。
相手が「正しい」と思っている事を否定せず「あなたにとっては正しいですね」と素直に理解を示してあげるだけでよい。




悩みを半分にする方法

自分の心をイメージの中で具現化する。
そしてその前半分を相手を理解するために使い、後ろ半分をその時自分が感じている感情を俯瞰するために使う。

心の前半分は前述した通り「あなたにとっては正しいが、結局どうされたいのか」と冷静な対処の為に使い、後ろ半分で自分の心の「反応(焦ってないか/怒ってないかなど)」をみる。

いつもこのような心持ちでいれば次第に不動心(反応しない心)が育ってくる。


◎今日の呟き
「普段から心持ちを意識し続ければ、反応しない心が育つ」とありました。
確かに、今回説明にされているように「反応」せず、人と対峙できれば苦しみは生まれないと思いますが、それがなかなか出来ないのが人間ですよね。
分かりやすい例えで、相手から浴びせられた気に触る文句を「食べ物」、「自分の心を想像の中で具現化して割り切る」というイメージ主体とした対策が提案されてるので普段人間関係でストレスを抱えてる方は取り入れてみるのも良いかもしれません。


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