
理科系文の作り方⑥
※上記の本を参考
※前回の続き
■読みやすさへの配慮
○○することが可能である、○○することが不可欠である
などの言い回しはなるべく避けて
〇〇する必要がある、〇〇することができる
などのように、素晴らしい情報の詰まった内容のものこそ、誰にでもスラリと読めるような文の書き方をした方がより良い。
〇〇と思われる、〇〇と考えられる
ではなく、
〇〇と思う、〇〇と考える
のように受け身の文ではなく能動態で書いた方が文を短くできて、読みやすくなる。
文章の中の区切り記号としての句読点などは多すぎても目障りである為、読者が誤読してしまわない程度に最小限に治める。
■私(著者)流儀の書き方
および、ならびに、〜ないし、はじめて、ふたたび、ある、あるいは、すなわち、ただし、もちろん、したがって、〜ことに、おのおの、ふつう、たくさんの、いろいろの、ほかの、〜のとおりに、〜するときに、できる、きめる、おぼえる…
これらの言葉は全て漢字にしてしまおうと思えばできるが、読みやすさを考えるとひらがなの方が良い為、あえて漢字を使用しない。
著者にとっては表記法の統一(例えば「考える」という言葉を文章中に使うとき、必ず漢字で記述するなど)よりも、文章全体を見たときの文面の白さ(ひらがなの多さ)に気をつけている。
例でいえば「〜の通りに」と記述するときもあれば場合によっては「〜のとおりに」と記述するような場合もある。
文末の熟語について。
理科系作文を作るとき「〜である」で最後を終わらせるケースも多いが、毎度「〜である」と終わらせてしまうと教科書風になり堅苦しくなってしまったり、文章に面白味がなくなる。
そのため
…見えるだろう、…やり方である、…手法だ、…改めている、…続けてもよろしい
などのように述語に変化を取り入れている。
本日はここまで
◎今日のつぶやき
考えながら読んでいるとどうしても読書スピードが落ちてしまいます。
漢字の多い文、少ない文のことを「文の白さ」と著者の方は表現されてるのですが、一般的なんでしょうか。初めて知りました。
「簡潔な文を書く」であったり、「読みやすい文として漢字を使いすぎない」という部分は、前に読んだ「頭の良くなる短い短い文章術」の本の内容でも学んだことではあるんですが忘れてしまっていました。
というよりnoteを綴るのに必死。
まだ習慣化して半年だからなぁ…。
まあとにかく1年は毎日投稿をつづける予定です。
いつでもネットに繋がってさえいれば読み返せるnoteはありがたいです。
1年続けることができたなら、自分のHP作ってそちらにまとめて行こうかなとも考えています。