パートナーとの上手な関係の作り方について⑩
「夫婦、カップルの為のアサーション」野末武義著 参照
※前回の続き
「◾️心の成熟度が結婚相手の選択に影響する」についての続きです。
・距離を取るダンス
名前の通り、相手に対して不満や怒りがあった場合でも感情をぶつけずお互いに距離をおいてしまうケース。
口論になった時、「自分が傷つきたくない」「相手を傷つけたくない」という気持ちを優先してる人。
この場合はお互いのあるべき夫婦の理想として、「仲の良い夫婦は怒りや葛藤などを持たない」「相手を傷つける可能性のあることは相手にいうべきではない」という非合理的思い込みをしてしまってる可能性がある。
改善策として、お互いが少しずつでも相手に気持ちを伝えあう努力が必要になってくる。
・追跡者・回避者のダンス
一方が追いかけて、一方が逃げるケース。追いかける方は基本的には感情的な人で、物理的に相手と一緒に居たがったり、相手からの心理的サポートを受けたがる。その為、相手を問い詰めたり攻撃的する。追われる側はそれに対して押し黙ったり、追ってくる側を論理的に説得しようとする。
改善策としては、追跡者側は一度立ち止まって相手との距離感を保つ必要がある。回避者側で押し黙ってしまう人はきちんと相手と向き合うこと。
・過剰機能・過少機能のダンス
わかりやすく言えば一般的にダメ人間と言われるタイプ(アルコール中毒者、ギャンブル中毒)と献身的な人の組み合わせであるケース。
問題としてはダメ人間側は、自立する事に恐怖(一時的に自立できたとしてもまた今の自分に戻ってしまうんじゃないか等)を抱いてるのが問題で、献身的な側は、少しであっても相手に依存することができないのが原因。
改善策としては、献身的な側は少しずつでも相手に依存できる面を増やす必要がある。ダメな側は自分でできることを増やしていくようにバランスをとる必要がある。
本日はここまで
◎今日の呟き
僕は本を読むのがあまり好きではにのでほんの少しずつ(1日20分ほど)しか読んでいません。なので進みが遅くてすみません。
「もう待ってられない!」という方は、購入する価値はあるかと思いますので、お買い求めいただいてご自身で直接ご覧になられるのをお勧めします。
僕はこの本を読んでて眼から鱗のことばかりです。
僕は昭和生まれなんですが、小学生の頃「自分がやられて嫌なことは相手にしちゃダメだよ」と言われ純粋な僕は(自分で普通言わないかw)20歳くらいまで忠実に守ろうとしていました。
ただ世の中にはいろんな人がいます。好きな子をいじめたり、愛想がないと思ったら緊張してしまうからという理由で顔が強張ってるだけだったり、温厚で優しい人だと思っていたら、裏でめちゃくちゃに陰口を叩いていたり。
中には言葉の暴力を受けて喜ぶ女の子もいました。(そのとき初めてドM って本当にいるんだなと思いました)
僕は基本的に何事も合理的に考えるのが主だったので生活の中にミニマリズムもすんなり取り入れることができましたし、よくわからない相手とはなるべく距離を置いて生きてきました。
ですが、人を好きになることほど非合理的なものはありません。
自らの時間を割いて相手に尽くしたい。自分の為ではないわけですから。
そうなると好きになった人がどんな人なのか。いろんなタイプの人の考えを前もって知っておくのは良いかと思います。
元妻と結婚する前にこの本を読んでおくべきだったかなと今では思っています。