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雑談のコツ
会話のあと相手に「印象」「気持ち」を残すためには、相手が興味のある情報である必要がある
コミュニケーションの主役は相手であり、相手という心の鍵穴に自分の言葉を変えて合わせる。
自分のことを話す時、人はお金や食べ物、セックスと同じような快感を覚えることがわかっている。
だから相手にマイクを持たせるイメージで、まず話を聞いてあげよう。
相手から話を引き出すには質問力が必要だ。
雑談でも「どう思う?」「どうしたい?」「調子はどう?」などの「ど」から始まる質問方法を知っていれば動じなくて済む。
質問の種類は4つに分けられる。
①導入質問
(どこの出身ですか?など。)
②聞き返し質問
(「〇〇です」と言われたら、「〇〇ですか、いいところですね〜」などと相手が言った言葉を繰り返す)
③フォローアップ質問
(②の後すかさず「○○(出身地)だったらどの○○がおすすめですか?」など)
④ギアチェンジ質問
(「○○の食ではどんなものが美味しいですか?」など、ジャンルを変えて質問する)
④まで質問して、最後に自分の話をする。
※雑談は「質問→聞く→質問→聞く→時々自分の話」で良い。
人間の興味は基本、半径10m以内にある
関係ネタの具体例 。
①身近(近所に新しいお店ができた)
②悩み(最近太ってきたから痩せたい)
③損得(〜で絶対に儲かる)
④便利(〜で、こんなに便利になる)
⑤影響(コロナの影響でリモートワークになるらしい)
上記のような、当人に関係のあることなら喜んで聞いてくれる。
関心ネタの具体例
①流行(流行ってる映画の話など)
②有名(アップルの新製品など)
③苦労・失敗・葛藤(元ホームレスが十分に裕福な生活を手に入れた〜など)
④感情(余命100日の花嫁など)
⑤告白(実はあなたが好きなんです…など)
⑥変化(感染者が半分に減った…など)
上記の中で相手が少しでも関心を持ってそうなことをなるだけ組み合わせて話すとよい。
聞き手が耳にしたいのは、あなたの価値ではなく聞いている自分の価値だ。
重要なのは聞き手にとって「関係」「関心」「価値」があるネタなのかに尽きる。
「あなたはすごい」を伝えてあげること。
会ったことのない相手なら、どんな能力を持っているかわからない。
そんな場合は相手が持ってる可能性「あなたならできる」などと潜在的な力があることを認めてあげる。
※「世界最高の話し方/岡本純子著」を参照
本日はここまで
◎今日の呟き
今回の雑談におけるテクニックを知ったときにある人を思い出しました。
会社で仕事は適当で、趣味に全力注いでいる方なんですが特に誰からも嫌われない。
考えてみたらその方は基本ニコニコ、誰に対しても愛想がよく、相手から会話を引き出すのがうまいんです。
私も初対面の時「変わった名前ですね〜どちら出身なんですか?」「あ〜○○はいいところですよね〜、○○って有名ですけど実際のところどうなんですか?」…など。
その次にあった時も、私の仕事の実力はその時その方は知る由もないのですが「○○の場合ってどうされてますか?」「あ〜なるほどさすがですね!○○ってそうやるんですね」など。
今振り返ってみると完全に聞き手のプロでした笑。
私は、いくらサラリー仕事だとしてもやるからには真面目に取り組むタイプの人間です。それとは真逆で中途半端に愚痴をいいながら、適当に済ませて当の本人がそれでいいならそれはそれで尊重します。
いろんな人間がいて世の中はバランスが取れていますから。
ただ、そんな方と一緒に愚痴を言い合っていたのでは、自分も影響を受けてしまう。なので、それがわかってからは極力距離を置いているのですが…
話しかけられると聞き出すのが上手なのでついつい乗ってしまうんですよね。
雑談のプロは、「成果」で魅せなくとも共感力で相手を仲間に取り込める。
例えば自分の家族にどうしようもなくできない人間(例えば息子)がいたとして、嫌いにはなれないのと一緒で、雑談力で親密さを養えば大抵のことは許してもらえる。
比較的真面目な私にはズルくも見えますが、その方が会社に残れている謎が解けました。
ちなみにその方は私より10個くらい年上です。それでいて低姿勢。
自身が「サボってる」ことも認めた上での立ち回りだとしたら大したもんです。努力も必要なのかもしれません。
もし努力をしてるのなら、同じくらいに仕事にも真剣に取り組めば鬼に金棒なんじゃないかとは思うんですが…そうは言ってもそれは個人の自由ですね。
今までは「世間話が好きな人だな〜」くらいにしか思っていませんでしたが、尊敬できる部分ができたことで見方を変えることができました。
私もお近づきになりたい人に対しては、今回例にあげた職場の人を憑依させるくらいの勢いで見習って行こうと思います。