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ディズニーランドは、いつまでも未完成である。現状維持では、こう後退するばかりである。

ウォルト・ディズニー
1901 ~1966
アメリカのアニメーション映画製作者。

世界は進歩し続けている。自分だけいつもと同じことをやっているようでは、自然と後退して取り残されてしまう。

雑感
 有名な言葉ですよね。ディズニーの言葉だったことを知りませんでした。少し調べてみたところ、ゲーテも同様のことを言っているようです。そう思うと「名言って誰のものなんだろう?」という気もします。

“最初に言った人?”・・・でもそれだと、歴史の中で有名ではない人のデータしか残らないことになりますよね。
“その言葉を広めた人?”・・・それだと、オリジナリティが若干気がかりな感じも。でも、それぞれの人が、それぞれの時代、別々の状況の中で「同じように感じること」もあるのかも知れません。

現状を維持することが良いのか悪いのか。
確かに「現状維持」の間に周囲の環境は変わるし、時間も過ぎていきます。そう思うと確かに「現状維持を目指すだけでは十分ではない」とも言えるでしょう。ドラクエで言ったら、「防御しているだけでは勝てない」みたいなことでしょうか。その一方で、おとうふメンタリストの私にとっては「今は上を目指さずに、現状維持を目標に乗り切ろう」と感じる時もあります。長く続く病気や「なんとか折り合いをつけていかなくてはいけない苦境」においては、「無理に戦わない(上を目指さない)」のも現実的な選択肢だと思います。言い訳のようで恐縮ですが、精神看護では、何もしていなくても、「そこにいるだけで意味がある」という考え方があります(もちろん精神看護に限定するわけではありません)。「doingよりbeing」と言ったりします。

何もしていないと思っていても、そこにいること・そこにあることに価値がある。自分にとって大事な人には、何かをしてくれることよりも「いてくれる」ことを求めてしまう心理もあると思います。

でも、やはり「進歩を求める気持ち」も持っていたいです。今の自分を否定するためではなく、より良い自分になるために。
 「完成は一度とは限らない。」というのはビールのCMのフレーズだったでしょうか。不完全であることを受容しつつ、高みを目指す姿勢も素敵です。サグラダファミリアみたいに、「いつ完成するのかな」的な楽しみ方もあるのでしょうか。完成された美もあり、完成しない美もある。

「伸びしろ」ですね。
100点をとったら、、、というか、学校のテスト以外には100点なんてものはないんですよね。
自分の合格点を何点にするか、自分の行動を何点満点で捉えるか、そんなことも感じます。

自己評価の基準が厳しい人ほどメンタルにしんどさを抱えやすいと思うので、自分をちゃんと甘やかしてあげる時間も持ちましょうね。

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