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食パンは、4枚切りか5枚切り派_240202

めっちゃくちゃ「ああ〜〜〜、1時間早かったらいいのに」と思ってもスマホの画面には、8時ではなく9時の表示。
別に何も約束はないし、同居人に怒られることもなく(と言いながら「きっと洗濯物干してくれちゃってるよな〜」とかなんだかんだ気にしてはいる)、想定していた起床時間から一時間ずれただけなのだが、ちょっと損をしたような気持ちになるから不思議なものである。

美術館へ行こうと決めていた。
ベッドから這い出て、ルーティンのストレッチをし、雨戸をあけ、この間しばらく振りに訪れたユニクロで買ったニットに着替えたところで「昼兼用の朝ごはんをとって、人が少ないであろう正午頃に到着するようにしよう」と思案した。
こう決めると先程までの損な気持ちは跡形もなく消え去り、むしろとても有意義な時間の使い方をしている気持ちになった。不思議なもの…否、単純なものである。

さて、朝兼昼ごはん。

卵焼き用の小さなフライパンに、起きぬけ一杯の白湯用に沸かした湯の残りを1cmほど張ったら火にかけ、そこへソーセージを2本。野菜室の引き出しを覗くと、りんごが四分の一ラップされていたのでありがたく頂くことにする。キウイ半分もあったが、そのままにしておく。それぞれ違うルートを通りながらも、最後は同時にゴールできるように一手一手進める。

りんごを剥いているうちにソーセージに程よく火が通ってきたので湯を捨てふたたび火にかけたらそこに昨晩の残りの茹でブロッコリーを投下、気持ちばかりのオリーブオイルと塩コショウ。
同じタイミングで4枚切りの食パンを半分にスライスし、トースターへ。ここがポイント。焦げ目ができないと寂しいし、真っ黒になったら腹立たしい。温度と時間設定は慎重に。2分半から3分くらいが目安だ。そうそうそれから、パン用のバターは早めに冷蔵庫から出しておくこと。コチコチのバターは熱を奪ってしまう。

さてそろそろフィニッシュ。トースターの小さな窓から焦げ目のつき具合を確認しつつ、ソーセージとブロッコリーをお皿に盛り(この時すでにりんごは盛ってある)、エスプレッソマシン製カフェラテの落ちたカップを、ソーサーに着座させる。
満を持してトースターから程よい焦げ目の付いたトーストを取り出し、プレートの完成である。


4枚切りのトースト半分、
ハーブ入りのソーセージ(スーパーで打ってる大手メーカーのやつ、案外美味しい)が2本、
焼きブロッコリー、
シーズン終わりのりんご、
カフェラテ。

わざわざスライスした残り半分の食パンも、結局トーストして(もちろん同じ要領で)いただき、意気揚々と美術館へ出掛けた。


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イコカ
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