2017.02.08 只見線
前回の只見訪問から1ヶ月が経たぬ2月上旬、飽きずに再び会津に向けてハンドルを握った。行程は前回と同じく24時間耐久撮影行。数週間前に味わった眠気の後悔をもう忘れたのか。日付が変わった午前0時過ぎ、仙台を出発した。
まずやってきたのは滝谷駅。駅であれば日の出前であっても太刀打ちができるだろうという算段である。雪はそれほど降っていないが、ホームの雪はしっかり積もっていた。始発のディーゼルは誰も乗り降りすることなく無人駅を発車していった。
続いてやってきたのは滝谷駅からほど近い滝谷川橋梁。道路脇から橋をほぼアイラインで見ることができるポイントである。期待していなかった着雪もそこそこ。朝は本数も多いので少し待てばやってくるのもいいところ。真横から見ると東北標準色のキハは雪に映えて被写体としてこの上ないことを再確認した。
近くの踏切にやってきた。北欧のような着雪針葉樹の光景だった。カーブを狙って三脚を据えてしばらく待つと、やってきたキハはなんと3連!カーブにふさわしい編成美を収めることができた。
午後になり定番・第一橋梁に登った。第一橋梁からは実は第二橋梁も見下ろすことができる。やってくるのは先程の3連のはず。汽笛の音が聞こえ、まずは望遠レンズで第二橋梁を一発。さらに会津西方駅を経て第一橋梁を渡るキハを一発。一度で二度おいしい思いをさせてもらった。
少し奥の方まで行ってみた。日中は全く雪が降らず、着雪はどんどん無くなっていく。仕方のないことなので、とりあえず只見川にかかる橋から見下ろすお手軽アングルを抑えた。まあこんなもんだよな。
夕方は1ヶ月前と同じく会津坂下駅に来た。この期間で日が伸びて夜の景色では無くなっている。通学時間帯に重なり、只見線とは思えないほどの客が会津若松行きの列車に殺到する光景を目にして少し驚く。ほどなくやってきた対向列車。こちらにも多くの学生の姿が。にぎわう只見線の要衝をフレームに収めた。