2023.04.01〜02 キハ183系サロベツ
先週の函館方面の臨時列車に引き続き、キハ183系はこの土日、稚内まで往復する臨時特急サロベツとして仕立てられることになった。編成は新特急色を組み込み、6連に増結された大盤振る舞い。1日目の天気は正直よくなかったが行かないのももったいない。奇跡に賭けて道央道を北へと向かった。
深川市の国見峠展望台に三脚を据える。天気は最悪。曇るどころか雨まで降り、立ち位置に運よく東屋がなければ撮らないレベルだった。特急ライラックで位置を調整し、何も期待せず主役の登場を待つ。少しだけ抜けは良くなったものの、撮ったうちに入らない結果になった。
そのまま国道40号を北上し雄信内駅に一番乗り。ダイヤを読む限り、キハ183系ははここで特急サロベツ4号と離合するはず。到着前に様子を見に来た保線さんに「その位置なら大丈夫ですよ。直後に特急が通過しますので注意してください」とお声がけいただき、位置取りと離合のお墨付きを得て一安心。しかし通過直前に追っかけ勢も続々登場。結果としてあまり治安の良い現場ではなくなってしまった。離合はちゃんと撮れたが、タイホンが鳴り響く線路脇は気持ちのいいものではない。
翌朝は晴れ予報にもかかわらずどんより天気。この状況では筬島俯瞰にアタックする勇気もなく、かつて紅葉を撮った天塩川沿いの撮影地に三脚を据えた。筬島より地形的には晴れるはずと信じつつ、練習のキハ54は薄曇りのまま。あとは祈るだけ……。
結果はご覧の通り。みるみる雲はなくなり青空の下完璧な1枚を手にすることができた。よかった。
上川管内一帯は完璧な青空。前日の雨を勘案すると抜けも最高。であれば大雪山系の山々バックに撮れるかもしれない。旭川市内を俯瞰できる嵐山展望台に登り、勝ちを確信した。ライラックで構図を合わせて本命のキハ183を仕留める。この場所から新特急色が手前に撮れるのは実はレア。翌週のオホーツクでは撮れない。これは本当に来て正解だった。