2014.08.08 南海電車
近鉄の後は南海電車に乗ることにした。目指すは金剛峯寺がある高野山。大手私鉄屈指の登山路線を体感しようではないか。難波から高野線急行に乗り込み、橋本からいざ登山区間。急カーブと趣のある駅の連続はどこか東武の末端区間を思い起こさせた。
角ズーム改造の天空と、当時から明らかに古いなぁと感じていた30000系特急こうや。何気なく撮ったものだが、この2つは今も現役で走っている。こうしたスナップがいつか記録になるのだから、時間の流れとは怖いものである。
一方こちらは引退してしまった高野山ケーブルのコ11・12形の車両。塗装が特急こうやと一緒で、旅路が続いている印象を強く与えてくれる。少し無機質にも見えるケーブルカーの駅の中で見るそのフォルムと色の存在感は、遠いところまで来てしまったという非日常感を演出している気がした。