見出し画像

2017.02.15〜18 石北本線①

旭川と網走を結ぶ石北本線。その花形列車、特急オホーツクは当時183系0番台・通称スラントノーズの車両が使われていた。北海道らしい四角い車体と、北海道らしい雪景色。引退の噂も絶えず聞こえてくるスラントノーズをこの目で見ることを決意することに時間がかかるわけがなかった。

画像1

2017.02.15 生田原〜金華(信)
Nikon D7200 Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

前日に新千歳に着き、さっそく石北沿線に乗り込んだ。まずやってきたのは定番・146kp。初めて本格的に体感する北海道の冬道に苦戦しながらもポイントにたどり着いた。着雪はないものの、天候は文句なしのバリ晴れ。やってきた臨時貨物を仕留めた…もののもう少しアングルは右だったか?心残りが残るスタートとなった。


画像2

画像3

2017.02.15 丸瀬布〜瀬戸瀬(1枚目)
2017.02.15 瀬戸瀬〜遠軽(2枚目)
Nikon D7200 Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

山を降りて瀬戸瀬駅近辺にやってきた。まだ沿線のロケハンも済んでおらず、列車の時間に合わせて手軽に撮れそうな踏切やオーバークロスから狙うことが多くなっていた。まずはオホーツク3号を瀬戸瀬駅近くの踏切で一発、そのままオーバークロスに行ってオホーツク4号を一発。しかしシャッターを切るまさに寸前、ゲリラ雲襲来……。露出を直す暇もなく、あえなくアンダーで撃沈したのだった。


画像4

画像5

2017.02.15 安国〜生野
Nikon D7200 Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

スラントノーズは札幌〜遠軽は札幌方・遠軽〜網走は網走方の先頭車に充当される。遠軽で進行方向が変わることが理由だ。そのため、スラントノーズを撮るために、上り下りそれぞれ遠軽以西、以東を行ったり来たりすることになる。「石北シャトルラン」である。先程は西側の瀬戸瀬で撮ったので、今度は東側の生野に行って三脚を据えた。ストレートでスラントをパシャリ。せっかくなので続行の単行キハもパシャリ。キハのが圧倒的に晴れる結末になった。


画像6

2017.02.15 奥白滝(信)〜上白滝(信)
Nikon D7200 AF-S DX Nikkor 35mm f/1.8G

また西側に戻って今度は上白滝近くの鉄橋へ。線路に近づきすぎない程度に雪の法面にへばりつきオホーツクを待つ。天気はイマイチだが、まずはカットを稼ぐことが先決。時間になりカーブを曲がってきたのは所定より1両多い5連のオホーツク。編成を強調できる構図が功を奏した。


画像7

画像8

画像9

2017.02.16 生田原〜金華(信)
Nikon D7200 Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

翌朝、前日と同じく朝から146kpに向かった。とはいえ軽く寝坊をしたので、まずは車が入れる終点の踏切でオホーツク2号をスナップしてから林道を歩いてポイントに向かった。前日の反省を生かして構図を微調整し、貨物を切り取る。天気も上々、最速で再履修を済ませた。そのまま残留してキハも撮影。オホーツクも撮影したが痛恨の白飛びだったので、なかったことにして下山した。


画像10

画像11

2017.02.16 遠軽駅
Nikon D7200 Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

昼間もロケハンと撮影を繰り返し、夜、遠軽駅にやってきた。ツイッター情報ではオホーツク7号の遠軽方に先頭車改造を受けた通称「白坊主」が入っているという。1編成しかない車両なので、せっかくならば撮影すべきだろう。駅先端で待っている間、ラッセルがいたので適当にバルブ。定刻になっても列車は来ず、待つこと20分。ようやくやってきた白坊主を、4分の停車時間をフルに使ってバルブで切り取った。183系1500番台とは微妙に違うフォルムもカッコいいと感じた。