2021.09.28 室蘭本線
根室線・石北線遠征から帰ってきた翌日、本来であればゆっくり体力回復に勤しむつもりが、気がついたら道南方面に拉致されていた。実に不思議なものである。目的はこちらも先が短いであろう281系特急北斗と、10月2日までの運行予定と聞いている帯広発臨時貨物・通称「芋臨」である。芋臨といえば石勝・根室方面と思っていたが、聞くところによると室蘭線区間では色の揃った20連の貨車を引く姿を見られるとのこと。友人に釣られるがまま、車は中山峠を越えた。
まず向かったのは、カムイシャシ史跡公園。さすがは有名撮影地。階段がきちんと整備されている。なかなか撮らない複線非電化というシチュエーション。左側通行ってどっちだっけ?とよくわからない疑問が浮かぶ。天気は薄曇り。空を入れなければまあなんとかという感じ。スカスカの貨物を撮ってから、本命の281系北斗をそつなく仕留めた。
続いては北舟岡駅。道内では屈指の海に近い駅である。天気もだんだんと良くなってきた。海と山を入れて構図を作り、列車を待つ。札幌行きの北斗は狙い通り281系。続いて赤スカートの貨物もGET。緩いカーブに長い編成は美しい。最後はローアングルで青空を入れてコンテナをクローズアップして終わらせた。
「なっげ〜w」と通過しながらつぶやいてしまった。本命芋臨である。20連となれば編成長は単純計算で400メートル。ケツまで入り切るかは正直不安だった。結果はギリギリ入ってくれたはず。もう5メートル引き付けられればもっと余裕があり完璧だったものの、この編成の美しさを考えれば及第点だろう。