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2017.03.12〜13 名鉄

前回同様就活の真っ只中。採用面接で縁あって名古屋に行くことになった。面接はさておき名古屋といえば名鉄である。どうせ1時間で面接など終わる。残りの時間を撮影に使うことを誰が咎めようか。そう言い聞かせ、三脚を背負って名古屋に向かったのである。

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2017.03.12 名鉄名古屋本線 茶所〜加納
Nikon D7200 AF-S Nikkor 50mm f/1.8G

面接が終わると午後3時を回っていた。天気はバリ晴れ。夕日が狙える恰好の撮影日和である。さっそく名鉄名古屋から赤い電車に乗り、目をつけていた茶所駅で降りて付近を歩くと、小川を渡る鉄橋を見つけた。まずはパノラマスーパーを水鏡のようにして1枚抑える。夕日も相まって悪くないスタートとなった。


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2017.03.12 名鉄名古屋本線 茶所〜加納
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2017.03.12 名鉄名古屋本線 茶所〜加納
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

次いで橋の近くにやってきた。差し迫る住宅から橋に抜けるごちゃごちゃしたカーブである。太陽はちょうど順光。橋を渡る特急を面縦、住宅街のカーブを抜ける赤りんごをケツ撃ちで仕留める。赤い塗装が夕日に映えて美しい。


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2017.03.12 名鉄名古屋本線 茶所〜加納
Nikon D7200 AF-S DX Nikkor 35mm f/1.8G
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2017.03.12 名鉄名古屋本線 茶所〜加納
Nikon D7200 AF-S DX Nikkor 35mm f/1.8G

再び橋に戻ってきた。太陽も下がって車体に反射する時間帯。ギラリタイムの突入である。夕方になり岐阜直通列車も運行されているミュースカイに、夕日だからこそ目立つステンレス車の流し撮りでこの日の撮影を終えた。


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2017.03.13 名鉄蒲郡線 東幡豆駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2017.03.13 名鉄蒲郡線 東幡豆駅
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

面接は1日だけだったが、まったく意味なく名古屋に一泊して翌日も名鉄を撮ることにした。やってきたのは東の末端蒲郡線。名鉄随一の不採算路線と言われ、廃止の噂さえ飛び交う閑散路線である。本数は30分に1本で、車両は6000系2両の固定運用。撮影する身としては見当がつけやすいメリットはある路線だ。
とりあえず降り立ったのは東幡豆駅。末端らしい物悲しい雰囲気が漂う。まずは乗ってきた列車の去り際を撮影、そのまま次の列車を待ち、ゆるい下り坂を降りる赤い古老の姿を切り取った。


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2017.03.13 名鉄蒲郡線 東幡豆〜こどもの国
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
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2017.03.13 名鉄蒲郡線 東幡豆〜こどもの国
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

沿線をぶらぶら歩く。閑散路線とは言っても、路線の向きが悪いだけで沿線に人がいないわけではない。気づくと隣の駅近くまで来ていた。踏切からファインダーを覗くと、ちょうどいいカーブのように見える。10分ほど待つと踏切が鳴った。駅を発車してすぐのカーブに差し掛かる瞬間を狙う。そのまま駅のホームに行くと、今度は先程三脚を据えた踏切がいい具合の場所にある。対向の列車を再び同じカーブで抑える。勾配があるからこそ、同じ場所ながら雰囲気の違う2枚になった。