2021.09.10 富山地鉄 市内電車
地鉄本線の撮影を切り上げ、高岡方面へ移動するついでに市内線を眺めていると、日中運用に就く7018を見つけてしまった。これはやむを得ない。すぐに予定変更である。太陽はあいにく輝いていないが、どん曇りでもない。このチャンスを逃すまいと、7018追いかけタイムが幕を開けた。
広貫堂前の交差点は30°くらい線路がカーブしている。この絶妙なカーブは路面電車撮影には非常にちょうどいい。背景には西町・総曲輪の繁華街が見え隠れ。市内線らしいごちゃごちゃ具合がいい感じ。最高の役者7018とともに富山市内の情景を切り取った。
そのまま向かったのは、富山市内を一望できる呉羽山の展望台。富山大橋を渡る市内電車が俯瞰できるはずである。前を走る地鉄原色車を頂戴しながら、本命7018を待つ。遠くに現れる被写体を見逃さぬよう神経を張りながら、本命をお迎え。橋の渡り始めでシャッターを切る。すると、画面右側の大学前方向から、折返しの地鉄原色車が登場。旧車同士の夢の共演を、高鳴る心を抑えてカメラに収めた。背景が完全に雲に覆われてしまったことだけが悔やまれるところである。