この3ヶ月で3回目の阪堺詣である。北海道からはるばるこの頻度で訪れていると思うと複雑な気持ちになるが、この日も朝からモ161が走っているから仕方がない。アプリで運用を確認すると、朝イチ以外は恵美須町に入らないらしい。眠気眼をこすり、ホテルから猛ダッシュで沿線へと向かった。
向かったのは定番の通天閣バック。前回も撮った気はするが、また撮りたくなってしまったんだから仕方ない。日曜日の朝とあって幸い交通量も少なめ。手堅くクイッとカーブを曲がるところを抑え、後打ちで去りゆく背中も切り取った。
そのまま歩いて住吉へ。モ161の珍しさからか、沿線にはカメラを持った人の姿もちらほらいた。名誉原色の岡崎屋質店を分岐駅っぽくローアンで抑えてから主役の登場を待つ。遊び心のない構図で決めてから、今度は架線柱とともに、屋根の一灯を強調させてスナップ的に撮ってみた。
再び歩いて帝塚山四丁目の電停でモ161を待つ。曇っていてテンションは全く上がらないうえに、到着寸前に路駐&通行人の登場で構図は凡庸なものになってしまったものの、スナップ的な画や去り際の姿で画数を稼ぐことはできた。
さらに定番のハルカスバックへ。先月も晴れているなか撮ったので、少しだけ構図を先頭気味にして撮ることにする。下町というよりは都心部を走るモ161の姿もかっこいい。手前に引きつけて車体を強調させる構図も悪くなかった。
東天下茶屋には駅前商店街がある。東側は少しだけ上り坂になっていて、商店街と踏切を絡めることができる。下町風情があふれる中を走る古老の姿、大好物である。最後は前回うまく決まらなかった住吉大社の鳥居抜けの構図。予報通り雨模様となってしまったが、傘もささずに登場を待ち、手堅く切り取った。