2013.01.14 京急本線
この日の関東は大雪だった。学校が休みになったのをいいことに、ダイヤが乱れているであろう京急線へと迷わず向かうことにした。京急のダイヤは予想通りの大混乱。止まることこそなかったが、遅延と行き先変更のオンパレード。不謹慎だが、この対応は見ていて楽しくなってしまい、ついカメラを向けてしまった。
今はすでになくなってしまった、京急川崎駅の反転フリップ案内板。ダイヤが乱れると時刻表示が無くなるのがわかりやすい。続いて向かった神奈川新町駅も大雪の中にあった。このダイヤ乱れを観測するのに、品川駅・川崎駅に次いで面白いのが新町。出入庫や優等退避など、イレギュラー対応が見えやすいからだ。出発を待つ1500形も、いつ来るかわからない後続の快特を待ちくたびれていた。
雪が強くなってきた。やはり新町は重要なのか、保線さんが常にポイント部を守っている。快特と普通と、ダイヤ通りではないものの運行を続けているのはさすが京急といったところか。2000形やダルマの800形など、今は見られない車両が来るのも当時の京急の面白いところ。レアな雪景色、今なら計画運休しているのかもなと思った。
最後は帰りしなに高架化されていた京急蒲田駅へ。蒲田以北の過密ダイヤをさばく要衝ゆえか、川崎を放り出された列車が、蒲田に入線できず詰まっていた。退避扱いの5番線もきっと入ってしまったら最後二度と出られないのか入る列車はない。こういう景色もダイヤ乱れの醍醐味だと思いつつ、それ目当てに来るオタクって害悪だよなとも思ってしまった。申し訳ない。