2021.09.10 富山地鉄本線
思う存分市内線を追いかけ回し、満を持して地鉄本線に乗り込むことにした。富山に来て早4日目の朝である。ご存知の通り地鉄は自社発注車両も数多く活躍し、地方私鉄の中では強い存在感を放つ線区。ここまでノータッチだったのを恥じてもいいくらいである。上々な天候なだけに、上機嫌で朝から車を走らせた。
まず向かったのは、上市周辺が一望できる俯瞰。登り口から40分ほど登山道を登ると、文句なしの景色が広がった。というか線路を探すのに苦労した。撮影ポイントとしては、新相ノ木側のストレート、上市駅を出たところのカーブ、そして新宮川近くのストレートの3箇所がメイン。一応、相ノ木駅近くの橋まで見通せるが、今回は撮らなかった。まずは上市始発の元レッドアローを仕留め、その後はストレート区間と込み入ったカーブで地鉄原色の14760形をいただいた。でもちょっと豆粒すぎる気もするなぁ。
抜けも良くなってきたところで、奥のストレートに来た元京阪の10030形をパシャリ。今度は手前の14760形をパシャリ。最後はバックに日本海まで入れた望遠俯瞰でパシャリ。朝は本数が多くて飽きが来ない。実のところ上市で離合する列車がうまいこと一画面に入らないかと目論んでいたが、さすがにうまくいかなかった。
天気は上々、そして稲穂の具合も最高だった。ちらほら稲刈りも始まっていたが、線路沿いはまだ頭を垂れた状態。これは広角レンズの減価償却チャンス。狙いはアルペン特急。青空と稲穂を入れた贅沢構図で待っていると、やってきたのは14760形。元西武レッドアローに来てほしかった気持ちは否めないが、これでももちろん及第点。文句なしの1枚に仕上がった。
続いて向かったのは、魚津市の松倉城跡。ここはほとんど頂上まで車まで登ることができ、少し歩けば俯瞰が撮れるというありがたい場所である。城主に感謝。線路的には早月川の河口にかかる橋が切り位置となる。天気はなんともなんともだが、画面端に魚津の観覧車をあしらい、地鉄の主力車2種類を頂戴した。
この場所からは、実は新幹線やあいの風とやま鉄道線も撮ることができる。特にあいの風とやま鉄道は、地鉄と並行して走っているため、タイミングが合えば両方の車両を1枚に収めることも夢ではない。まあ当然真っ昼間のこの時間ではなかなか難しいところなのだが。
午後は別の撮影をして、再び夜に地鉄に戻ってきた。狙いを定めたのは越中三郷駅。開業時からの駅舎が残る味のある駅である。ほとんど誰も乗り降りしない夜の小駅をスナップ的に切り取ってみる。看板の文字の手書き感といい、ノスタルジックな車両の雰囲気といい、地方私鉄の雰囲気が写真からも漂ってくるのがロケーションの良さである。