2021.12.05 京成電車
生まれてからずっと慣れ親しんだ京成電車も、東京を離れてしまうとなかなか撮りに行こうとは思わないものだ。しかし、だからこそ「もう一度京成」という機運になる時がある。一種自分の腕試し的なもので、かつてはこう撮ったが、今ならどうする?という自問自答をする時間。それがいまの私にとっての京成なのかもしれない。
冬の低い光線は3000形に痛いほど降り注いでいた。安易に京成小岩のカーブを撮影地に選んだものの、案外架線柱がうるさくて撮るに撮れない。悩んでいると見頃にギラリしているのを見つけたので、一応撮影。でも、それだけである。
江戸川橋梁に移動する。一応の狙いはファイヤーオレンジ復刻塗装の3600形だが、そう簡単には運用に入るまい。草野球を入れて日曜午前感を出しつつ、いつなくなってもおかしくない3500形と3400形をまずは抑える。あとは適当に来た電車を撮っていくのみ。カメラが手になければ、ただの日向ぼっこのような一日だった。