2022.05.03 富山県②
正午を迎えてようやく天候は落ち着いてきた。立山方面に少し雲は残るものの、平野部の雲は抜けて文句なしのバリ晴れ。予報通りである。午後からは立山バックの撮影地が映える時間帯。平野に影がかかることはもうあるまい。意気揚々と次の撮影地へと車を走らせた。
こちらも前回訪れた展望台。相変わらず蛾の卵が多い。前回はマンダーラにやられたが今回はその心配はなさそう。海まで抜けるロケーションに登場したのは14760形。これを待っていた!水田は風が強く完璧なリフレクションにはならなかったものの、往復分を撮って狙い通りの画角は手に入れた。その合間に10030形もゲットし、満点回答を頂戴した。実に満足。
前回はコロナのための臨時休館にやられたゴミ焼却場の展望台。リベンジは幸い成功となりそうだ。上ってすぐに14760形が通っているのを見つけてまずはパパッと撮影。そのあとは10030形と東急車のみの通過であった。なによりも立山をはじめとする山々の残雪の見事なこと!このバリ晴れでこのロケーション。本当に無理して来て良かったと心から思った。
帰路の新幹線は午後7時半すぎ。日没ギリギリまで戦える。であれば市内線も撮らないわけにいくまい。南富山から車を流しながら、旧車運用を確認するが、わりとハズレな雰囲気。取り急ぎ沿線からの立山バックを狙うも、低床とラッピングのみ。このままでは日が沈んでしまう。ラストチャンスに賭けて呉羽山へと急いだ。
果たして。幸運の女神はきょうはニコニコデーのようだ。朝の413系から始まり午後の晴天、そしてラストに市内線旧車の登場である。線路はまもなく呉羽山の影へと隠れることを考えるとまさにラストチャンスというタイミングでの旧車。僥倖と言わずなんと言おう。赤く染まる低い光線を浴びる立山と富山の街並み。文句なしの激Vである。