2022.01.21〜22 南海電車①
昨年末に2回阪堺線を訪れ、阪堺と同時に心惹かれたのは並走する南海電車だった。本線系統は7100系、高野線系統は6000系・6300系と、大手私鉄としては珍しいほどに車齢を重ねた車両がまだまだ第一線で活躍しているのだ。今は日常的に走る勇姿も、いずれは無くなり人も殺到するはず。今のうちに記録しておいて損はないと信じ、関空に飛ぶことにした。
昼過ぎに関空に降り立ち、急ぎ向かったのは堺市役所の展望ロビー。窓の反射をどうにかすれば、眼下には世界遺産の仁徳天皇陵バックの高野線が広がる。天気はなんともいえないが、次々と6000系と6300系がやってくるロケーションは最高。架線柱の処理が難しいのが電化区間の難しさだなぁ。
冬の日は短い。日の入り前後の時間で狙う場所として選んだのは、紀ノ川を渡る橋を見下ろすニュータウンの隅っこ。サザンの自由席車両として連結された7100系やら、加太線の2連元角ズームをGET。だんだんと日が暮れてくると、和歌山の街がだんだん輝いてくる。去りゆくテールランプや大阪へ向かうヘッドライトを見ていると、かじかむ手の感触も忘れてしまった。