2021.09.08 富山地鉄 市内電車①
この日は終日雨予報だった。あまりひどい雨なら撮りたくないが、それでもせっかく異郷に来ている以上、なるべくは活動していたい。とりあえず始発に合わせてホテルを出てみると、幸いギリギリ雨は降っていないようだ。空とにらめっこしながら、この日も散策を始めた。
まずは目をつけていたアーケードへ。朝も散歩やランニングの人が少なからず通っていた。虎視眈々と車両が通るのを待ち、そのまま首尾よく昨日も撮った7017をGET。そのまま南富山に向かう車両に乗り込んだ。乗客は2人だけ。邪魔にならない程度に車内も撮影。フォントのレトロ加減がちょうどよい。
南富山駅は、地鉄の郊外線との乗換駅であり、また市内電車の車庫が併設されている。現在時刻は午前7時前。次々と出庫便が登場する時間である。雨が強まり外に出る気も起きなかったため、屋根のあるホームから7017を見送ると、今度は車庫から7020が登場。これは原色祭りの予感……。雨さえなければ、良運用の日として素直に喜べたのにな。
再び雨を凌ぐためにアーケードに戻り、今度はもう少し遠くから望遠で狙ってみる。人通りは気になるところだが、こればかりは仕方ない。そのまま地鉄ビル前電停まで向かうと、ちょうどビルで雨宿りしながら撮れそうな交差点を見つけた。原色のひさし広告の7023に加えて、7016とレトロ電車に改造された7022のすれ違いもうまいこと撮ることができた。これは悪くないぞ。
小雨になってきたところで、少しだけ富山駅方向に歩いてみると、意外と街路樹がいい感じ。仙台の青葉通りを少し思い返しつつ、7017、7020と地鉄原色車を連続して頂戴した。雨でも及第点となるのはトラムのありがたいところでもある。
そのまま富山駅前まで行き、現れたのは8003。どことなく都電の8500に似ている気がする。5編成のみの在籍とはいえ、先は短くないはず。とりあえず原色はありがたくいただいておく。そのまま富山駅バックで7020をパシャリ。そうこうしているうちに我慢ならない大雨になってきたので、ここで午前の部は終わり。駅でお土産を買い込んでホテルに戻り、雨上がりを待つことにした。