2021.09.05 札幌市電
記録的な少雨の影響はまだ残っているのだろうか。ことしの札幌は好天に恵まれる日が多いような気がする。偶然、午前6時に目が覚めてしまったこの日も朝から快晴。二度寝してもいいが、これで外回りのM101を撮り逃したりしたら泣くに泣けない。やらなかったら儲けを逃すかも……という気持ち、ギャンブル依存症みたいなものかもしれない。なんか悲しいね。
朝の光線であれば4プラ前も順光になるだろうと思い行ってみたが、太陽が低すぎて影落ちしていた。よく考えれば当たり前のことだ。運用だけ見て帰るかな……と思った矢先、内回りにM101の姿があった。背景の4プラもことしで営業終了。影落ちは承知で記録写真を撮り、南1条を走る車両を後追いで頂戴した。
とはいえ、本来の狙いは外回り運用。内回りはこれまでの出撃である程度撮れ高が稼げているので、都心部で撮りこぼしているカットを狙うことにする。まずはすすきのの観覧車バック。夜の方が映えるのだろうが、朝の低い光線も悪くないだろう。内回りを1周してきたM101を待ち構えてパシャリ。そのまま振り返ってすすきの電停に到着する姿もパシャリ。まあ、こんなもんだよね。
そのまま徒歩で追いかけて狸小路へ。日曜の午前8時でも人通りはそこそこ。線路に日は当たらないが、アーケードが暗いので相対的にスポットライトのようになってくれる。店が開いている時間でも撮ってみたいが、人通り多い中カメラ構えたくないなぁとも思う。多分撮らないんだろうな。
さらに歩いて南1条通へ。朝イチから1時間経ち、影落ちも少しマシになってきた。後追いにはなってしまうが、都市と山とが同居する札幌らしさが好きな場所である。8時になってもまだ赤みを保つ光線に秋を感じ、その光を背負って進む古老の姿はより輝いて見えた。
さらに1時間経った。最後に再び4プラ前で撮って上がることにした。光線はギリギリ線路に日が当たる程度。ただ、M101も4プラもこの2021年が最後の年。抑えておいて損はない。1本前の211と241の原色コラボを撮ってから、交差点で構える。外回りの車両もちょうどよく最新車両のシリウス。まさに新旧交代という舞台ではあったが、すれ違いは難しいもの。車両の構図はイマイチで終わってしまった。