2022.11.13〜15 České dráhy③
午後は091号線の俯瞰を巡る予定を組んでいたが、ヌケの悪さと想像以上の太陽の低さで、川沿いの撮影地はおおむね影落ち。仕方がないので再度転戦し、今度は北に進路を取った。向かったのは80キロ先のÚstí nad Labem。チェコでも名高い有名撮影地である。
ここはストジェコフ城バックで編成撮りできる場所である。ヨーロッパっぽい古城と、ヨーロッパっぽい車両のマリアージュ。実にいい雰囲気だ。機関車も特徴的。どうせ曇ってるし反対側を向いて重連貨物列車の編成撮りもできた。窯の混成もいいよね。
古城バックをドイツとの幹線である090号線だと思って撮っていたが、どうもダイヤと違う。よく見るとこれは072号線で、090号線は川の向こう側を走っていた。その090号線もやけに派手な塗装の窯が引く有蓋車貨物や、ドイツ方面に向うECといった長編成特急を見ることができた。
再び南に戻り、Kralupy nad Vltavou駅近くの展望台へ。ここももう少し日が差してくれると思っていたが、予想以上に日が低かった。街中にある教会の塔を入れ込みつつ構図を組み、客車牽引の快速と、保線車両をそれぞれ撮影。異国であることを写真からも実感できた。
翌日も濃霧。俯瞰は諦めて、プラハに近いヴルタヴァ川沿いから対岸の線路を狙う場所へと向かった。霧はなんとかなるレベル、川沿いならいっそ幻想的な気もしなくもない。ドイツ方面へ向かう列車はどれも8連9連と長編成。なんならプラハ方面へと向かう貨物は30両くらい繋いでいてどうやっても画角に入らない。リフレクションも狙いつつカメラに収めた。
天気がダメすぎる。どこの俯瞰に行く意味もないとチェコ鉄道の撮影はこれで切り上げ、レンタカーを返して市内トラムに転戦することにした。