"時間"と”関心の追求”のトレードオフの関係にどう向き合うか
ビジネスパーソンは忙しい。
時間の制約の中で、結果を出さなければいけない。
明日・来週・来月・・・1年後、5年後、、、の”計画”に向き合い、
達成することを求められている。
会計・経営の権威であるロバート・サイモンズは ビジネスに必須なROA、ROE、ROIと並べてこんな公式を提唱している。
ROM(Return on management)=
生み出される生産的エネルギーの合計/投入される経営者の時間と関心の合計
なるほど。
実力ある経営者は経営資源の中で一番希少な経営資源の有効活用を熟知しているということ。
ROMの最大化は、分母である「投入される経営者の時間と関心の合計」をできるだけ小さくしたほうがよいと。
関心を集中させて引かれたレールを走っていく中で、周りの景色や足元にアンテナを貼って、ふと転がっている”成功の種”を拾って育ててあげることが必要なのだろう。
ちょっと古いCaseですが
HONDAのスーパーカブ、1962年に全米販売台数1位に輝く
その秘話ご存知ですか?
アメリカでは絶対に売れない!と言われていたけれど、売り込みに行きました。案の定、参入当初は全く売れず、HONDA販売員は小さな街で乗り回していたところ、街の人たちの間でちょっとした話題となり、そこから一挙に広まって行ったさらに、
『YOU MEET THE NICEST PEOPLE ON A HONDA』のキャッチコピーで爆発的ヒットになったとのこと。
偶発的な出来事を、今もっているケイパビリティと結びつけて
成功へと導いていく、イノベーションを起こす。
ちょっとしたところに落ちている”成功や幸せの種”を見つけて拾って、今の自分とコラボレーションできるか考えてみる。
これって”偶発”な発見だけど、見つけ出す能力は偶然ではない!
そんなことを考えて、今日は何か落ちてないか下をみて歩いてみようかな。
だれかが植えてくれたチューリップが道を飾っていました!
BeDo+ by NU Japan CSO(Strategy)Imamura Megumi