”positive”なチームを作るには人を信じ続けることが第一歩。
ヤマト運輸が”宅急便”でイノーベーションを起こしたCaseについて”労務管理”に着目してみんなで議論しました。
当時の社長小倉昌男氏はその時代では革新的であった『全員経営』を実施しました
『全員経営』とは 経営の目的や目標を明確にしたうえで、仕事のやり方を細かく規定せずに社員に任せ、自分の仕事を責任もって遂行してもらうこと。
真の『全員経営』が実現されるには、組織の双方的なコミュニケーションがなされながら良好な労使関係が気づけることが前提になります。
では理想的な労使関係を構築するために、経営者は何をすればいいのか?
そんな議論になりました。
経営に携わる立場の若手ホープが実務での苦悩も踏まえた上で、そのヒントをくれました。
性悪説ではなく性善説に基づいた意識・視点での経営が大切である。
組織の全ての人がそうなることが望ましいが、
まずはトップに立つ経営者が性善説を前提に行動しなければならない。
裏切られても、信じ続けることが大切。
そうだ。その視点だ。ハッとさせられました。
最近そういったことを思い知らされたことを思い出したのです。
私は経営者ではありませんが、医師としていろんな人と関わります。
個性の強い後輩 気難しい上司
いわゆる”モンスター”といわれるような患者さんや家族
しかし”性善説”に立ち返ると、いい意味で裏切られ、
新しい才能とか、素敵なストーリーがみつかることが多いのです。
そんなできごとを2例紹介します。
今年入った新人医師。事前のどこかわからない情報で”ちょっと風変わり”な子というふれこみ。たしかにちょっと容量が悪くて不器用。
けれど、質問に答えられなかったことも次の日にはしっかり勉強して堂々とプレゼンテーション。そんなことが重なって、1ヶ月での成長はダントツでした。1ヶ月のトレーニング後にpositive feedbackのメッセージを送りました。そしたら「すごく濃くて記憶に残る1ヶ月になりました。もっと頑張りたいという気持ちがどんどんでてきました。」と。そういったことを言語化してくれる素敵な才能も発掘しました。
90歳の”心不全”を繰り返すおばあちゃん。無事によくなって退院にむけてカンファレンス ”入退院繰り返し、身体能力低下して、せっかく施設に入所してもらっても家族が施設と問題を起こして退所しちゃう”とのふれこみ。
むむ、これは大変なことになるかも?と構えて電話・・・
よくよく聞くと本当にお母さん思いのご家族さん。母への思いが熱く、なんども自宅に引き取って一生懸命介護していたとのこと。
そういったコミュニケーションはすべて、良好なチーム医療に活きます。
今回の議論を通して
”negativeな色眼鏡”はチームビルトでは障壁でしかない。
ということを再認識
性善説
みんな組織に社会に貢献したいと思っている
missionに対して情熱的に取り組む
多様な才能をもっており、それを発揮したい
誰かに対する愛情が溢れている
そういった視点がpositiveで成長していくチームを作る上で、大切で、まずは、トップがその姿勢を持つことが必須。
非常に有意義な議論ができて
毎日の実務もBeDo+のリリースに向けた活動もまた情熱をもってできそうです。
BeDo+ by NU Japan CSO(Strategy) Imamura Megumi
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?