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スモールトークがスモールで無くなる時

今日も前回の話の続きで、今日はHマンアカデミーの日本語教育実践の模擬授業の内容ついて話をしようと思います。

模擬授業はだいたい20分から25分持ち時間が与えられ、事前に与えられた課題に沿った教案、教材を作成してきて、授業当日はそれを同じグループになった2人~3人の方に外国人の生徒役をしていただき実際の授業のようにすすめるというものです。この制限時間は、今後日本語学校の先生になる場合、採用試験でデモ授業をする場合を想定した設定だそうです。実際に先生になった場合は最低でも40分、長い場合は90分の授業をやらなくてはならないので、模擬授業でもかなりヒーヒー言っている人間としては、プロの方は本当すごいなと思います。

実際の授業の展開は、基本初めに、こんなこと今日はやります。みたいな簡単な説明をして、実際の授業を進めていって、最後しめるという形ですが、どのレベルであれ、どのテーマであれ個人的に一番難しいと思うのが、最初の入り方です。授業に限らず、会社での会議やプレゼンでも同じなのかもしれませんが、入り方を間違えてしまうと、モヤッとしながら、だらだら盛り上がらなくて、20分やそこらなんて終わってしまうのです。
そこで、重要なのが最初の入りのスモールトークと呼ばれるものです。

スモールトークとは、ちょっとした世間話や雑談のことです。しかし、スモールトークの進め方をそもそも間違えてしまうと、スモールトークロングトークになってしまったり、雰囲気が悪くなったりするのです。
実際のところ、Youtubeなどで活躍されている先生や、見本のデモ授業の動画などを拝見させていただくと一目瞭然でスモールトークからの入りが、皆さん絶妙なのです。                         

話し方のトーンや、スピードなどもそうなのですが、スモールトークからうまく、入りで使うその日のテーマの例文などのつなぎもうまいなと思うことは多いです。
あとうまいと思うこととしては、優秀な先生は生徒に対しての話の振り方が大変上手なのです。                         

私の場合、話の振り方がはじめのうちは特に下手くそで、想定以上に生徒役の方にたくさんしゃべられてしまい、時間が厳しくなったことが多かったです。あと言い訳ですが、日本語教師を目指されている方、そのような講座を受けられる方は、全般的にお話が上手かつお好きな方が多いので、私が想定しているより丁寧にお話をしてくださる傾向にあるということをはじめあまり想定していなかったこと、また外国人になりきってもらっているということなどもあって、予定通り授業を終えられないということが、はじめのころはしょっちゅうでした。その対策として、様子を見ながらばっさり次に行くのもありだと先生からのアドバイスをいいように解釈して、最近は本性発揮してばっさりすみません次行きますとさせてもらい無理やり最後まで終わらせるという方法をとってたりもしています。(後での反省時時間配分下手ですみませんと謝罪必須ですが…)
模擬授業は、教案、内容構成、教材作成も大変ですが、時間配分もなかなか大変なのです。実際の授業だと、想定外の質問や、回答が出てくると思うので、もっと難しいだろうなと思いながら…。                 

模擬授業を進めている中で、一緒のグループになった方とは、お話を色々させて頂くことが多かったのですか、やはり全体的に話が上手で、話が好きな方が多いなと思うことが多かったです。
まあー、冷静に考えればそうですよね…。

教師の一番の商売道具が口(くち)ですから。

では、話し上手で話が好き?
とはどのような方でしょうか?

話が上手で話好きな方は、明るくて、楽しくて雰囲気の良い方が多いのかなとは思います。それでもって、基本、国語力全般の能力が高く、趣味なども多く、人付き合いも上手で、話題豊富、知的で好奇心旺盛、要は「話題の引き出しが多い人」がだと思います。ということで、だいぶ話しが飛ぶ感じですが、日本語教師を目指されている方に多い要素、「話題の引き出しが多い人」について次回は話をしようと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


そして、今日から日本語教師の勉強で使っている道具ではなく、日本語教師の勉強後に飲んだビールをあげていきます。今日のビールは琥珀エビスです。9月7日に限定でサッポロビールから発売された限定ビールです🍺


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