不都合と向き合える現代
もし何かを頑張るとすぐ体が痛んだり精神的疲労感を感じるなら痛み止めやドリンクを飲むことが現代なりの生き方ではないだろうか。
※科学・医学的見知に基づいていません。非健康体の方は通院して治療を受けてください。
万全な状態とはなんだろうか?体のどこも痛まず、倦怠感もない。何かを取り組む気に満ち溢れていて、その何かを取り組む準備もできている。今の生活が崩壊する危機感もなく、気分を害する敵もいない。要するに身体・精神的に良好であり障害もない状態であろう。
察していただけるだろうが以上のような状態は中々揃わない。その原因の大きな要因の一つは、私たちを取り巻く生活環境が身体に優しすぎるため肉体的な機能をあまり使わないことだ。少しでも多く頑張ろうとした途端肉体のどこかに支障が出る。要するに体力がないのだ。勉強をすればすぐ首肩が凝りスポーツをすればすぐ足腰にくる。これは中年から当たり前の話だろうが10代の若者も例外ではなくなっている。
しかし、同じ体の疲れでも10代と30代では大きな違いがある。経験によって鍛えられる心だ。30代はお金を得る経験を通して不都合への対処に慣れてきている頃で、10代は周囲の大人によるたくさんの計らいによって生活している真っ只中だろう。10代は心の弱さを体力で乗り越える。10代の体力はどこからくるのか?それは小学校入学から高校卒業までの外遊びや体力を使う習い事だ。
少し調べてみると習い事の人気順で水泳以外の体力を使う習い事はほとんど10位前後でそれぞれ集計の5%に満たないことが多い。つまり体力をつけられるか否かは水泳に通わせられているか、習い事に通わせず外遊びが好きで学校や近くの公園が大きいかに大きく依存している。自分の人生を振り返ったとき小さい頃スポーツより塾に通わせられていた記憶がある人はスポーツを始めるか日常生活で意図的に階段や坂道を選択した方が良い(できればエスカレーターやエレベーターが見えない通路を使って)。
我々は頑張るような体力や肉体が身についていない前提でいた方が良くて、もし何かを頑張るとすぐ肉体が痛んだり精神的疲労感を感じるならイブEXを飲むなりリポビタンDの飲むなりして、痛みを感じなくさせるかなんとなく元気が湧いてくる感じにした方が良いのではなかろうか。もちろんカロリーは最低限摂っている前提で、毎日1食ずつとは言わずとも1週間では色んな種類の食べ物を摂っておいた方が良いだろう。
何かを鍛える、頑張る上で一定ラインを超えない限りなんらかしかの痛みを抱えてしまうのは当然のことである。もちろん度が過ぎて壊してしまっては困るので気になる方は通院した方が良いだろう。それでもしっかり睡眠時間をとっていて世間的にも並外れた行動量や体型をしていなければ基本的に問題にならないはずだ。その上での痛みやなんとなく感じる疲労感にせっかくのやる気が阻害されてしまっては勿体無いだろう。近年の論調は些か不快感を重要視し過ぎる割に目の前にある手段が見えていないように思える。それに、テクノロジーの進化は明らかに身体への負担を増やしているということを考慮した方が良い。
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