頑張って150才まで生きればその願いは叶う。と言われた件。
ちょっと前に「グレイヘア」が流行りました。
わたし、最近やっと白髪が増え始めたのですが、まだ生え際がぞろっと白いとかそういうことにはなっていないのです。染めたことが一度もありません。なんとなく本数が増えたかな、というくらいです。
島田順子さんが好きで、彼女が無造作にグレイヘアをピンでまとめていたりするのがとてもすてきなのを見て、わたしはかかりつけの美容師さんに早速申出ました。
「島田順子さんみたいなグレイヘアになりたいんだけど」
美容師さんははさみをはたと止めて言いました。
「もりさんはね、150才くらいまで生きたらあれくらいの白髪になりますよ。がんばってね。」
それは、つまり妖怪ですね。
そもそも150才になったわたしに髪の毛はあるのでしょうか。数本残るだけで、骨と皮ばかりで横たわっていることでしょう。
そうだ、それ、「羅生門」ですね。
グレイヘアの道は、とてもとても長い。というおはなしでした。
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