見出し画像

「紅茶フェスティバルin尾張旭」めちゃくちゃおすすめだから来年はみんなで行こう

11月10日に開催された「紅茶フェスティバルin尾張旭」に行った。
この催しは、紅茶協会が認定する「おいしい紅茶の店」が人口あたり1番多い都市である尾張旭市の観光協会が毎年開催しているものである。
「今年も(人口あたりの「おいしい紅茶の店」が)首位を守りました!」とおっしゃっていたの、面白かった。



途中コロナ禍も挟みつつ、今回が13回目の開催らしい。
わたしは11回目に初めてお邪魔したので、3回目の参加だった。

なによりの楽しみは毎年開催されるセミナーで、初年度はキリンビバレッジの『無糖紅茶の楽しみ方』、昨年は『アフタヌーンティー』と三井農林の『紅茶と香り』に参加した。(3セミナーともタイトルは適当)どれもこれも初めて得る知識が多くて毎年毎年、来年も来よっと、と思うのである。

今年はキリンビバレッジの『無糖紅茶』・紅茶協会の『アフタヌーンティー』・三井農林の『紅茶と香り』『ミルクティーを楽しむ』という4つのセミナーが用意されていた。前年との被りを避けるため、『無糖紅茶』と『ミルクティーを楽しむ』を予約。
当日券はあったようだけれども、開始前に完売。人気があるのも頷ける講座だったので、以下、簡単な流れと感想を記しておく。


『「午後の紅茶おいしい無糖」は食事に合うってホント?!』キリンビバレッジ株式会社

午前のセミナーのこちらから。
前述の通り、無糖紅茶の楽しみ方は一昨年のセミナーで拝聴していたので内容の重複が懸念された。が杞憂であった。ブラッシュアップされた座学と実技(試食)があり、かなりよかった。

冒頭はクイズ形式で紅茶についての説明から始まる。
・世界一飲まれているお茶は紅茶
・紅茶は20数カ国で生産され、茶全体の70%は紅茶
・紅茶の発祥は中国・福建省と言われ、標高が高すぎたため発酵がうまくいかなかったお茶(烏龍茶)が半発酵茶となり紅茶が誕生したと言われる(諸説あり)
・その紅茶はラプ・サンスーチョンとして、現在も作られている。
などなど。

わたしはラプ・サンスーチョンはルピシアで購入して飲んだことがあったので、あの癖の強いお茶にはそんなエピソードがあったのか、と頷きながら聴いた。

続いて、本筋である(無糖)紅茶がなぜ食事と合うのかについての説明。
・紅茶に含まれる紅茶ポリフェノールは発酵により生じるものなので、緑茶には存在しない
・この紅茶ポリフェノールには「口の中をさっぱりさせる」「糖の吸収を穏やかにする」などの効果がある
・よって、デザートだけでなく食事にも食べ合わせが良いし、身体にも良い
などなど。

それでは実際に食べてみましょう!と、お弁当が配られる。


やまひこ春日井店(有名な尾張旭店は忙しすぎて対応不可だったらしい)の特製弁当

水を飲む→おかずを食べる→午後の紅茶無糖を飲む→おかずを食べる
の順番を繰り返して、水と紅茶での違いを確認。
実際にやってみると、確かに口内の油がすっきりする感じがある。お弁当そのものは冷たいからか、水と食べるとなんとなくひもじい感じになるだけれど、紅茶だと豊かな気持ちになれるようだ。満足感が高い。
最近ペットボトル飲料も200円弱するので、いざ購入しようと思うと躊躇してしまうが、食べ過ぎ防止・節約のためにもいいのかもしれない。


発売前を試飲させてもらったのだけれど、
投稿が遅くなりすぎているのですでに世に出回っていてドヤれない。

最後に午後の紅茶の新作を試飲させていただいた。
こちらは甘すぎないのが良かったけれども、バニラもそんなに香らんなと思った。
バニラビーンズやらがやたら入っているものばかり食べているせいで、嗅覚が贅沢になっているのかもな。


『ミルクティーを愉しむ』三井農林株式会社

三井農林さんは昨年も紅茶と香りのセミナーでかなり大人向けな内容を用意してくださっていたので、今年もかなり期待していた。
実際、開始前にセミナールームの隣でパネル展示も行っていたのだが、ここを拝見している時に「実は愛知は日本一紅茶が美味しいんですよ」「軟水ですからね」「私見なんですが、ドイツなどで紅茶はblack teaと言いますが、あれは硬水だから(色が黒くなる)ではないかな」と話しかけてくださる方がいて、それだけでも結構満足だった。
ちなみに、国内で硬水の地域は千葉や沖縄とのことだったので、「そういえば沖縄の定食屋ではでろでろに甘いレモンティーが出ますね」と問いかけたところ、「あれは米軍の文化だからですね」と一蹴された。バッサリ即答してくれると気持ちいいね。

肝心のセミナーはというと、上がりきった期待値に応えてくれる素晴らしいものだった。詰め込みすぎて時間がオーバーしていた。

・三井農林とは、日東紅茶を製造する会社である
という自社紹介から始まり、
・ミルクティーのポイント
・7種類の紅茶の飲み比べ
を行った。


左から「ダージリンセカンドフラッシュ」「アッサム」「ウバ」
お茶請けは名古屋ふらんす

初めは紅茶の産地による違い。実際並べてみると、味はもちろん香りも色もかなり違う。
大変普通の感想だが、わたしにはアッサムが1番美味しく感じられた。
色味も赤が強いので、ミルクティーにしても美しいしね。


左が牛乳・右が調製豆乳

続いて、ミルクによる違い。こちらでは三井農林の「こく味のある紅茶」を使用して、牛乳・調製豆乳の2種類を用いたミルクティーが呈された。
わたしは牛乳の方が好きだった。調製豆乳は焼き茄子のような匂いがした。


最後はフレーバーやスパイスによる違い。(写真撮り忘れ)
日東紅茶のマロンキャラメルフレーバーをミルクティーにしたものと、カルダモン・クローブ・シナモンを使用したマサラチャイの2種類が呈された。
フレーバーティーは甘い方が美味しいですよね。


ティーパックでの美味しい淹れ方も教わる。
お茶でとにかく大事なのは蒸らしなので、マグカップで入れる時でも蓋をした方がいいらしい。蓋はきっちりしたものではなくてもよくて、三井農林の社員さんはティーパックの包み紙を利用する方もいるそう。
また、パックを入れてからお湯を注ぐのではなく、お湯を注いでからパックを入れると崩壊しにくくなるとのこと。
それくらいなら自分もできそうだと、会社で飲んでいる紅茶を入れるときにやってみている。味がかかなり違う。わたしぐらい適当に生きている皆さんもぜひやってみてください。


今年も楽しいセミナーで大満足だった。
来年は11/9開催予定とのこと。来年も参加したいと思っております。



セミナーのお土産もわんさかいただきました


いいなと思ったら応援しよう!

ida
いただいたチップでもっと楽しそうに生活することを約束いたします。