停滞した前半を巻き返す日曜日
12月9日(月)
朝から眠すぎる。
生理がきたせい。生理がきたせいなんだけど眠すぎる。
こうなってしまうともう日々を過ごすのに必死で、何が起こったかなんてほぼ記憶はない。メモには「安永餅を頂いた」とあったのでそうなんだろう。
安永餅、美味しいからね。嬉しかったね。
12月10日(火)
眠いの継続。寒いのもあり。日の出が遅いのもあり。
いつもより多く寝て、バッチリ寝坊だった。自分で行きたいと思っている時間のギリギリには出社できたので、セーフとする。
この日もほぼ記憶なし。
12月11日(水)
お歳暮で名古屋コーチンの卵をいただいた。お中元の時もいただいたのだけれど、前回同様黄身の色が濃くてねっとりしている。
新鮮でお高い卵なので推奨の食べ方「卵かけご飯」で食べたい。ただ、残念なことにわたしは白身を生で食べると発疹ができる体質らしいので1回だけそのようにいただいて、あとは茹でたり焼いたりして食べた。
めちゃくちゃ他人事みたいに書いているけれども、この症状が初めて出たのは小学校6年の時なので、結構昔から生卵はダメなのに気付かず食べ続けていたんだな。書いていて、いま気がつきました。
仕事帰りにたい焼きを買った。中にあんとおもち(求肥?)が入っているたい焼きだった。
わたしはカバンになんでも突っ込む習性があるので、購入したたい焼きもそのようにしたのだけれど、帰って開けたら当たり前のように面白いくらい潰れていた。どれくらいつぶれていたかというと、パプワのタンノ君くらい。
温めて食べたら美味しかった。味はタンノ君にならなかったみたい。
寒いから体がこわばっているみたいで変な動きをしたようだ。右足の付け根が痛い。
眠いが続くとちょっとした運動とかも億劫でサボってしまって、思いつきでやっているストレッチすらできなくなるから困るね。
多くの時間を睡眠に割きたいけれども、仕事の日が仕事の時間を捻出しなくてはいけないから思い通りにいかない。社会に出るのを一般の人より15年も遅らせたツケを感じる。
12月12日(木)
この日も寒い、そして眠い。
ピーナッツ餅をいただいた。外にピーナッツの粉がいっぱいかかっているので、きな粉餅のピーナッツ版か。くらいに思っていたのだけれど、中にもピーナッツクリームがたくさん入っていた。びっくりしたけど美味しい。おもちとピーナッツクリームって合うらしい。
歯医者に行く。前回かなり久しぶりに定期検診に行ったら虫歯が見つかっていた。治療が必要とのことだったけれども1回で終わると聞いていた。
いざ行ってみると、前回の検診の時はお医者じゃない人が診てくれていたらしい。(歯医者のルールがよく分からないからもしかしたらお医者なのかもしれないけども、ともかく違う方だった)先生はわたしが口を開くなり「あー、思ってたよりも大きいなぁ」「隣の歯も削らないとダメだなぁ」と言い出す。1回のつもりだったのに、何回か通う必要があるのかしらと焦ったのだけど、当初の予定通り一1回で治してくれちゃったらしい。腕が良すぎないかね。
「麻酔したのでご飯は麻酔が切れてからね」と言われていたけれども、麻酔が切れるまでご飯を我慢していたらいらいらしちゃいそうだったので、帰ってとっととご飯を作って食べた。
食べ終わったくらいに夫から、「そういえば麻酔したって言ってなかった?」と言われたので「そうだけどいいかなと思ってご飯食べた」と答えたら結構怒られた。麻酔してる時ってそんなにご飯食べちゃダメなんだな。黙っておけばよかった。
寝る前に歯を磨いたら、歯の根本の形にポロッと硬いものが取れた。拾ってみたら魚の細い骨のような何かだったのだけれど。これは一体なんだったんだろう。
麻酔が切れる前にご飯を食べたせいかしら。特に支障はなさそうなので、まあいいか。
12月13日(金)
モーニングをしてから出勤。
ノリタケのイオンにあるCity Bekaryというところに行った。オープンしてすぐくらいにランチで一度行ったような気がする。なんかオシャレなパン屋である。
事前に調べていた情報からは大きくリニューアルがあったみたい。価格も上がってしまっていたけれど、それより、食べてみたかったスープとパンのセットがなくなっていたのが残念だった。
とはいえ妥協して頼んだフレンチトーストが美味しかったからまあ満足。
平日だったから空いていたし、居心地も良かった。
晩御飯はたまに行っているかつや系列の唐揚げ屋さん、からやまに行った。さすが感謝デー、今まで見たことがないほど混んでいてびっくり。店内は大戦争だった。
メニューは絞っていて4種類。普段は唐揚げ3つの定食をいただくのだけれど、値段が同じという理由の卑しさから、温玉がついてくる唐揚げ4個のセットという道の領域に踏み込んだ。結果、温玉の分完全に多いということがわかったので今後も大人しく唐揚げ3つの定食でちょっと足りないくらいを食べておくべきと学んだ。
12月14日(土)
毎年恒例、年末の保険屋さんへ。
たかだか自動車保険の更新にお茶とお菓子をいただいて雑談2時間、みたいな感じである。今まで平日に行っていて、他の方がいない時にだらだらさせていただいていたから気にしていなかったんだけど、周りの人の回転具合をみるとわたしってば相当長居している客らしい。帰れ!といつか言われる可能性が出てきました。
保険料は年々値上がりしており、今年も去年より上がってしまったみたい。
今まで証券をウェブ発行にすると数百円割引してくれていたのも無くなったみたいで、担当さんが「そんなんなら証券もらっときましょうね!」と言っていたのが面白かった。
夫が車通勤のため、毎年ウェブ証券を引っ張ってくるのが地味にめんどくさかったので助かった。雑談では担当さんがポイント投資でiPadとiPhoneを新調した話を聞いた。やはり時代は投資のようです。
帰りにスーちゃん焼きでも食べてみようかしらと思い、星ヶ丘にできた新しいスガキヤの店舗「スーちゃんハウス」へ行ったのだけれど、店内に入るのに1時間ほどの待ち列ができていたので入店を諦めた。
ピンクの外壁で可愛かったから落ち着いた頃にまたトライしてみようかな。
12月15日(日)
文化的活動が旺盛な1日となった。
まずは朝ごはんを食べにコメダへ。期間限定の信玄餅のシロノワールを食べた。
ソフトクリームにきな粉と黒蜜かけたやつでしょ、くらいに思ってたんだけど、中にお餅も入っていた。すごい。きな粉とかソフトクリームとか黒蜜なんておまけ。
これは餅が入ってるデニッシュパンを楽しむ食べ物だった。
10時半から某個展の予約をしていたので早々に移動。某個展と書くのでこの後の展開をなんとなく察して欲しいんだけど、結論から言うとあんまりよくなかった。でもそれは個展がどうとかじゃなくて、わたしの期待とは違ったので勝手にがっかりしてしまったって話だから主催者には問題はない。はず。
これはあくまでわたしの考えなのだけれど。
芸術には感情を詰め込む必要があるはずだ。最低限のコンセプトは絶対に必要で(無題もコンセプト)、それがないものは文章でも絵画でも音楽でも工芸品でも用途以上の価値は全くない。
わたしは、某個展ではいつも動画で拝見している「技法を紹介するするための秀作」ではなく、作者本人の「本気の作品」が見られると思い込んでしまっていた。でもそういう作品は全くなかった。
もしかしたらこの人はそういう作品をあえて作らないという作風なのかもしれない。でも前述のような考えを持っているわたしには「作らない」のではなく「作れない」のだと感じてしまった。
コンセプトのない習作が水彩で30万円くらいで販売されていた。コンセプトの薄いものが芸術として取り扱われて、高額に販売しているのをみるのは悲しかった。
作数は割とあったのだけれど、人が多かったのもあったし、見ているのがだんだん辛くなってきてしまったので早々に退散。後で知ったけれど、30分入換制だったようで留まっててもゆっくり見れるタイミングはなかったみたい。
動画で見てたものが生で見れたことやご本人のイケボが聴けたのは貴重な体験だった。でも今までのような気持ちではもう動画も見れないだろうなと思った。
続いて、『民藝』を見に名古屋市美術館へ。
わたしにはかつて和裁で食べて行こうと頑張った経験がある。その時に1番傾倒していた分野が民芸運動だ。
安土桃山江戸時代とお抱えの職人はその技術ひとつに打ち込めば生きていけた。西洋的に言えばパトロン制。技術を研鑽することで広がる人脈。そうしたものに憧れを抱いていた。
民芸運動は時代を下り、廃れ始めた名もなき職人の保護活動の最後の強い光だったともいえるだろう。わたしにとってはその流れを汲むものを目指すことは一縷の望みであり、教科書でもあった。この時代に生きれたら!柳宗悦に会いたかった!
そう強く思っていたので、あの頃に戻ったような気持ちにさせられた。
帰ってきて会場での気持ちを冷静に振り返ると、あの時代は白馬の王子様シンドロームに罹っていたんだろう。青春っていいですね。
展示内容はやはり衣に関しての展示が1番楽しかった。
特に「衣というのは保温の機能だけでよければただの布で良いのだけれど、そこに色や柄が加わることで涼やかさや暖かさをより感じられるようになる」というような記述。何度も噛み砕いて自分なりにも構成した言葉ではあるけれども、改めて読むと自分が肯定されているようで非常に気分がよい。ああ、先人の考えに自分も少し近づけたのだと勘違いできるから。
こんなに気分が良くなるのだから、今の今まで結局行けていない目黒の民藝館も近いうち行くことにしよう。
その時は、世田谷美術館で「民藝をみよう!」と誘ってくれたのに同時期に開催していたティファニー展へ連行してしまったさちさんも連れて行こう。
気持ちがいっぱいだったので、昼も食べなかったけれどお腹も減らず。かといって夜ご飯まではもたないだろうから、セントラルパークのスガキヤへ向かった。ここでは前日諦めたスーちゃん焼きが食べられる。
初めて食べたスーちゃん焼きはザラメが入っている重曹の苦みがある生地が「そうそうこれこれ!」となってめちゃくちゃ良かった。
あんもそのものも量が多すぎないしおいしい。また買いに行こっと。
以下、写真。