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「続・三春タイムズ」の原画展

紺屋町にある本屋さん「BOOKNERD」の一角で開催されていた、「続・三春タイムズ」の原画展を見てきました 1. 「続・三春タイムズ」とは? 徒歩でひとめぐりできるような小さな町で暮らす長谷川ちえさんが、立春〜大寒まで二十四節気ごとに季節の移ろい、人や町の様子を描く24編のエッセイ集です 2. 展示会の内容 「三春タイムズ」中に描かれている絵の原画が展示されていました ただ絵を鑑賞するのではなく、本の中に書かれている二十四節気を短冊型の紙にまとめ、節気と絵を照らし合

    • 2つの展示会を見てインプットしたこと

      カワトクの別館cube−Ⅱで開催されている展示会に行ってきました 1. 無数の一滴  /  草彅裕さん 2. 辛  遊理さん

      • 居心地のいい空間作り

        1.落ち着いた照明 「SAIEN COFFEE」の店内は照明が暗めで、落ち着いた雰囲気のカフェになっています。 レジのお客さん側の手元だけライトで照らされていて、財布の中が見えやすいように設計されていました。 2. 付加価値 紺屋町にある野の花美術館では、ポストカードやファイルなどを販売しており、ポストカードを購入すると、2種類のポストカードから1枚貰うことができます。 小さな出来事ですが、「嬉しい」というプラスの感情が記憶に残り、リピートにつながるのではないかと思いま

        • ヘラルボニー×ディズニーのポップアップ

          「違いを愛する」をコンセプトに掲げるヘラルボニーがディズニーとコラボ! 1. ヘラルボニーとは 知的障がいがある方の作品を使用した製品などを展開しているブランドです。 2. Love Difference 「 "違いを愛する" ために、まずは自分だけの好きを見つけよう」という考え方に感銘を受けました。   ディズニーに惹かれた私は、何も考えずに商品を見ていたのですが、ブランドのことやポップアップの背景を知り、見方が180°変わりました。 ストーリーを知った上で、2回

          南部鉄器×カフェ

          「お茶とてつびん  engawa」 南部鉄器で淹れた飲み物を楽しみながら、実際に触れて楽しめるカフェ&ショップです。 鉄瓶を見るだけでも来店できるので、気軽に立ち寄ることができます。 カフェを利用すると、水の代わりに、南部鉄器で沸かした白湯を飲むことができます。 カフェと南部鉄器を組み合わせることで、敷居の高い工芸品を身近に感じることができました。

          南部鉄器×カフェ

          再生

          耳につけないイヤリング

          イヤリングやピアスは耳につけるのが一般的ですが、「マイイヤリング」は髪につけて使用します。 ヘアピンに穴をあけて装飾具を通し、ピアスやイヤリングのように魅せることができる アクセサリーです。 社長の水野舞さんはなんと12歳! アイデアを実際に形にして販売する行動力が素晴らしいと感じました。 マイヤリングは、幼稚園児の頃に母のピアスに憧れを抱いていた水野さんが、「耳を開けられずにつける方法はないか」と考えて思いついたアイデア。 課題に対し、どうしたら解決できるかを考え、アイデアを形にする流れはまさにデザインそのものです。 耳につけないため、"痛くならない"、"穴を開ける必要がない"、"アレルギーの方でも楽しめる"などのメリットがあります。 私も、水野さんのような、固定概念にとらわれない人になりたいです。

          耳につけないイヤリング

          再生

          背の高さに合わせたデザイン

          消毒液は1つだけ置かれていたり、2つ以上置かれていても高さは同じことが多いですが、川徳では、3種類の高さのものが設置されていました。 高さの違う消毒液を設置することで、小さな子どもや背の低い方でも、楽に使用することができます。 一番低い消毒液は子どもでも使用しやすいように、ひらがなで表示したり、簡単な言葉遣いになっています。 また、背の高い方と比べると足の長さも短くなるため、消毒液が手前に置かれています。

          背の高さに合わせたデザイン

          環境にも使用者にも嬉しいデザイン

          環境にも使用者にも嬉しいデザイン

          6軒の工芸品店でインプットしたもの ①

          今日は6軒ほど、工芸品店に行ってきたのですが、面白い商品や勉強になったことがいくつかあるので紹介します。 1.まいにちくつした 新潟でつくられている靴下。締め付けがないのに下がらない、毎日履きたくなるような靴下がコンセプトになっています。 私が面白いと感じたのが靴下についていたタグ。 カレンダーの日付に丸がついていて、日付ごとに色が決まっています。 2.展示の仕方 器の中にマカロニが入っていて、スプーンも一緒に置かれていました。 実際に日常の中で使用している情景が

          6軒の工芸品店でインプットしたもの ①

          地域デザイン

          矢巾駅付近にある地域の情報発信ステーション「カダル」。 矢幅だけでなく、岩手の魅力が書かれたパンフレットやマップが沢山置いてあります。 その他にも飲食スペースや食材を販売しているスペースもありました。 パンフレットがたくさん置いてあるので、地域の魅力の伝え方や形状のインプットもできます。 人が沢山行き交う駅周辺にあるため、観光客や「地元だけど、岩手って何もないな〜」と感じている方に、岩手の魅力を知ってもらえるきっかけになりそうです。

          地域デザイン

          SNSへの誘導の仕方②

          1. 本の説明 この本では、ページの途中に何度かQRコードが登場しています。 ポスターやショップカードなどではQRコードを載せているのをよく見かけますが、書籍では初めて見ました。 しかも、意見を共有し合う参加型で、こんな方法もあるのか!と勉強になりました。 2. 本の観察① 3. 本の観察② 個人的には、ここにこの本を読むゴールが書いてあるのも好きです。 私はブックカバーを栞代わりにするので、何度も目にします。 この行動を想定して、意図してデザインされたのかは

          SNSへの誘導の仕方②

          クレラップのパッケージデザインの観察

          身近にあるラップですが、よくよく観察してみると、「巻き戻らないように」「きれいに切れるように」沢山の工夫が隠れていました。 ひとつの商品にこれだけの工夫が施されていることに感動しました。 パッケージと聞くと、見た目に目がいきがちですが、日常で使用される商品は、「また買いたい!」と思ってもらうためにも、実用性もかねて設計することがとても重要だなと実感しました

          クレラップのパッケージデザインの観察

          やさしくて見やすいレイアウトの観察

          本屋さんでパラパラめくっていたら、とにかく見やすくて、「資料作成とかの参考になりそう!」と思って購入した本です。 レイアウトの観察① レイアウトの観察② テーマが「疲れていても読みやすいココロの処方箋」なので、字間や癒やされるような装飾、配色など、読みやすい工夫が沢山施されてあり、とても勉強になりました。

          やさしくて見やすいレイアウトの観察

          見る人に優しい案内板

          スーパーに限らずですが、視力が悪かったり、背が低かったりすると、上の方にある文字が見えづらく不便だなと感じていました。 下の写真は、数ヶ月前にリニューアルしたスーパーの案内板です。 リニューアル後の第一声、「字が大きくて見やすい!」 ここのスーパーは、ご高齢の方がひとりで買い物に来ているところをよく見かけていたので、商品を探しやすくなったのではないかなと思います。 下にも案内板を設置することで、カートに重心をおきながら歩くため視線が下にいきがちな高齢者の方でも見やすそ

          見る人に優しい案内板

          おいしいも。もったいないも。

          久しぶりに断捨離をしようと、不要なものを萬屋に持っていった際に見つけた自動販売機。 1. フードロス対策自動販売機とは? 従来のものよりも容量を減らし、美味しく飲みきれるサイズの飲料が販売されています。 500mlの飲料をいただいても飲みきれず、冷蔵庫に残っていることが多いので個人的には嬉しいサイズです。 場所によっては、賞味期限が近くなった商品を、低価格で販売している自動販売機もあります。 環境にいいだけでなく、利用者にとっても嬉しいデザインです。 2. デザイン

          おいしいも。もったいないも。

          若者と古風なものを近づけるアイデア

          本屋さんで一番最初に目にとまった本。 イラストがかかれたパネルと一緒に並んでおり、人際目立っていました。 1. 世界観を引き立たせる古語 エモいと古語が結びつかなかったため、気になって手に取って見たところ、なるほど!と感じる文章がいくつかありました。 "鬼滅の刃に登場する「上弦の鬼」「下弦の鬼」。彼らが仮に「一軍の鬼」「二軍の鬼」とつけられていたらどうでしょうか?" この問いを見て、古語が鬼滅の独特な世界観を引き立てるのだと感じました。 2. 若者を惹きつけるデザイ

          若者と古風なものを近づけるアイデア