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公式戦13ヶ月ぶり出場でマン・シティ完封...ダメット「僕は準備ができていた」

1-0で勝利したカラバオカップ3回戦のマンチェスター・シティとのゲームを終えて、スタメンから93分間出場したポール・ダメットが「NUFCTV」のインタビューに応えている。

前日に32歳の誕生日を迎えたばかりのダメットにとって、この試合で今季初出場の機会を与えられたことは、良い誕生日のサプライズになっただろう。

「良いお祝いになったよ。ニューカッスルでプレーしてきてもう長いけど、やっぱり先発で出れるのは嬉しいし、今日は結果もついてきたからね。相手はプレミアリーグとチャンピオンズリーグの勝者だから当然タフなゲームだったけど、しっかり守ることができたし、アレックスも後半のチャンスをちゃんと得点に繋げてくれた」

「前半は、うまくボールを持つことができなかった。でも、相手がプレミア王者ならそういった時間があっても仕方ないと思う。それでもチームが一丸となって喰らい付いて、前半こそボールを持たれてチャンスを作れなかったけど、後半になったら流れが変わってゴールも決まった。ピッチに立っている全員が素晴らしいプレーをしていたと思う」

前半には、最終ラインの裏に抜け出しかけたジャック・グリーリッシュに対して後方から完璧なスライディングタックルを成功させ、大ピンチからチームを救う場面も見られた。

「正直レッドを貰うかと思った(笑)」

「それでもイケるって気がしたんだよね。しかも完璧なタイミングで。どちらにせよチャレンジしなきゃいけない場面だったと思う。失敗してたら、彼を倒してしまうか、抜け出されてしまうところだったし、失点につながっていた可能性もある」

「タックルするには良いポジションが取れていたし、クリーンシートの助けになれて良かったよ」

この日は通常のスターティングラインナップからガラリとメンバー構成が変更され、ニューカッスルでのフルデビューとなるティノ・リヴラメントや、公式戦では1度しか共にプレーしたことのないマット・ターゲットなどがバックラインを形成。ダメットにとって難しい環境にも思えなくないが、普段の練習から一丸となって取り組んできた結果、自信を持ってプレーできたようだ。

「毎日僕らは4バックを組んで共に練習しているし、同じパターン、同じドリルをこなしているから、皆が同じページにいる感覚なんだ。ピッチに出ても連携してスライドしたり、ギャップを埋めたりできたし、結果的にクリーンシートで終えられたのは、最終ラインの面々にとって重要なことだよ。いつもと違う構成でも、チャンピオン相手にこれだけできたんだからね」

ダメットにとってこのゲームは、昨年8月にカラバオカップ2回戦トランメア・ローヴァーズ戦に出場して以来、実に13ヶ月ぶりの公式戦であった。4バックは基本的にメンバーが固定されているため、今後もプレーする機会は限られるだろうが、マンチェスター・シティ相手の堂々たるパフォーマンスを見るに、まだまだチームにとって重要な戦力であるのは間違いなさそうだ。

「生まれて此の方ニューカッスルのファンとして生きてきて、たくさんの試合でプレーしたけれど、ここ3年くらいはなかなか出られずに苦しい時間だったんだ。ここ最近はプレーできる状態を長くキープできているし、トレーニングに参加していても、なかなか試合ではメンバーに入れない時間が続いていたから、とにかく日々の練習で全力を尽くし続けたよ。いつかチャンスが来た時に、監督に僕の実力を証明できるようにね。この黒と白のシャツを着てプレーする時はいつだって全力だし、今日も例外じゃない。それがチームの助けになったなら、ありがたいね」

「本当に難しかったよ。最後は痙攣を起こしてしまったんだ。プレミアリーグのレベルの相手と戦うのは本当に大変だし、プレシーズンとも全く違う。12ヶ月くらい実戦から遠ざかっていたら、タフだった。それでもチャンスが来た時に、僕は準備が出来ていたよ」

約1年半ぶりに体感したホームスタジアムの雰囲気についても、ダメットは目を輝かせながら振り返っている。

「やっぱりホームは格別だね。プレーするには最高の場所さ。ファンはいつだって後押ししてくれるし、彼らに勝利を届けられて良かった」

「長いことカップを取れていない中で、昨シーズンはあと少しのところまで行って、その雰囲気だけを味わって帰ってきたから、皆タイトルに飢えているよ。今季は参加している大会でそれぞれ全力を尽くして、なんとかタイトルを取れればいいね」

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