異端の祝祭 読書メモ:第二章6まで
何やら禍禍しい小説『異端の祝祭』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219192161720
忘れやすい自分のための読書メモ(Web公開第二章6まで読んでいる:なんでもネタバレあり)
こっちにまとめる前に紙のノートに一度書いている。
購入した紙の本はこのメモをまとめたら続きを読んでいく。
物語の真相に近づくような推理力や考察はあんまりない。連想ゲーム。
細かい人物描写にもいろいろ思うところはあるが今回はだいたい省略する。
見当違いのこと書いてたら恥ずかしいけど半分自分用のメモなのでご容赦ください。
アーメン
《感》キリスト教で、いのりの後にとなえる語。
▷ ヘブライ amen (=まことに。確かに)
《c/w》米津玄師「LOSER/ナンバーナイン」のカップリング。ライブの雰囲気は厳か
●第一章
①パンケーキWi-Fi
喫茶店:黒い髪の女がいる
三人称地の文(笑美は~との記述から)と判断。
一人称が自分の名前という痛い女の線はないと見て進める
三人称地の文、ミステリなら「地の文には嘘やでたらめを書くことは許されない」といった古典的不文律がある。
異端~はホラーなので該当しない。
しかしつい疑いたくなる一人称の「信頼できない語り手」よりは、それなりに信頼して読めるかもしれない。
・笑美の兄は上京 将棋盤 ライオン
・無理してヘアカラー
・装飾品
・いじめられ
・好成績
・東京はなんとかなる
・シュウカツ
・見えるが区別できない(でもなんか異常)
②面接の達人
大きなオフィスビル38階へ 西新宿のイメージ
面接官三人 年上・壮年・老年
社長 ひでみつに非ず ヤン(ウェンリー?一般的には中華系の名前か。楊など)
高校生でも通用する若さ ディルムッド的な魔力
③朝
見ていない。いつも見ているやつ
70歳ぐらいの不思議系おじいちゃん。うさんくさい。のちに再登場する。
「就職やめたら」と笑美に忠告
④コンビニがない
「嘘つき」と唱える
地味な容姿だが男から人気
ヤン 白いゆったりした服。宗教くさい
⑤泥
・天使様angelアンジェラ アメリア
NYゴースト
・泥の鳥の作成 泥から作られるゴーレム:ユダヤ教の神秘
--自然発生説:親がおらず無生物から突然誕生する生命:アリストテレスのうなぎ
・ホメロスの蠅と自然発生説 京都大学大学院 生命科学研究科
http://www.plantdevbio.lif.kyoto-u.ac.jp/memb_araki_Redi.html
「フランチェスコ・レディ(Francesco Redi, 1626-1697)は、1668年に、『昆虫の発生に関する実験(Experimenta circa Generationem Insectorum)』の中で、ニクバエの自然発生を否定した。」
「もし、肉の腐敗が昆虫を生じさせるのに十分であるならば、『イーリアス』第十九書の中で、パトクロスの屍がニクバエの餌食にならぬようにと、なぜアキレウスはあれほどまでに神経質になったのだろうか?」
伝説的な叙事詩から生物研究のヒントを得るというエピソードが憎らしい。
⑥鳥バード
穴 手前 樽 並列
→よくわかりません(全面降伏)
⑦玄関・疲労感・冷血漢
「正しいものはいない」今後くりかえされるワード
→キリスト教的なもの。ローマへの信徒の手紙。回心のパウロ。
律法を堅持することで優越感を抱くユダヤ教からの転換。
あくまでも印象だが現代においてもユダヤ教徒は敬虔な人が多い印象。
この第一章⑦はかなり想像力を刺激するパートになっている。
理由は不明だが悲惨な死に方をする子供たち。の夢
余談だが古代の宗教は動物以外にも人をいけにえにして神へ捧げていたものがまあまあある。
人柱。人身御供。生贄の儀式。サクリファイス。ホラーですね。石仮面ですね。
ここで「回向、永眠、保温」のフレーズ、初登場かな?
【回向】
基本的には仏教用語と思われる。
いろいろ意味はあるが、修行者がその功徳で他者を救済すること。死者への追善供養。
仏による衆生の救済。キリスト教には追善供養はない。
異端の祝祭の中では…何か分からないが、死んだ子供か大人が関係しているのか。
生者への回向もある。分かんないね。
【永眠】
死ぬこと。キリスト教では死者の復活もあることから、ホラー小説なら死んだ人がちょっと妙な形で蘇ることもあるかもしれない。ひたひた
いや、よくある。純然たるホラー作品を好んで摂取しなくてもよく見る。
古代の死者を呼び寄せ使役してバトルする不謹慎なゲームもある。
コールドスリープ
【保温】
温度を保つ。炊飯器の保温。どちらかというと温かさを想起させる。
長く水の中にいると体温が奪われて死ぬこともある。低体温症。
物議を醸すクライオニクス…冷凍睡眠は低い温度ではあるが保温の一種だよね。その連想なら永眠とも関連する。
死んだように眠るクマやカエルの冬眠やクマムシの仮死状態のことも浮かぶ。
冬眠中に脳の組織を分解し、再建させるリスの研究。シナプス可塑性。
塔を囲む儀式で死人を生き返らせるのか。反魂の術。
土着の信仰、渡来の仏教、舶来のキリスト教等々、闇鍋になっている。
そこがあやしさ満天。宵の明星。
森見登美彦『四畳半神話大系』変な宗教が出てくる。
「復活の時はまだ」
審判の時にすべての死者をタップして大進撃するあれですか。
ラグナロク《神々の黄昏》に角笛ギャラルホルンを吹き鳴らすのは北欧神話のヘイムダル。
ヨハネの黙示録では7人の天使が終末を告げるラッパを吹く。
【美しく燃える街】
VALENTINOのプレゼント
・聖ウァレンティヌス
3世紀ローマの聖人で2/14に殉教した。当時ミトラス教がまあまあ信仰されていた。
ウァレさん、キリスト式の結婚式を執り行ったことで怒られが発生し投獄される。
ローマ市長「わいの盲目の娘を治したらゆるしたる」→治した
→皇帝「ゆるさん処刑」
→関係なさそう
「イエスの足に接吻」した罪の女:ルカの福音書。パライソの瑠樺。ラボメンのルカ子。
洗足式、足に接吻。ローマ法王。ファティマの聖母。集団幻覚。第三の予言。
ケエコオ エコオ 回向 エコーザドルフィン。イルカは諏訪湖にいない。
塔といえばバベルの塔。ノアの子孫であるニムロッド(ニムロデ)が建設した。バビロン。
上田岳弘の小説『ニムロッド』ではビットコインと残念な飛行機の話が出てくる。
People In The Box / ニムロッド 【Official Music Video】
https://www.youtube.com/watch?v=LME2bCe3_J8
●第二章
①佐々木事務所
・佐々木るみ 飯田橋の雑居ビル3階にある心霊系の相談所「佐々木事務所」のぬし。
--アルキメデスより体積が大きい。器がでかい。ほかの作品にも登場する。
・青山幸喜 プロテスタント系、神学部だった。
・斎藤晴彦 教授 秋彦はいない 大槻教授みたくテレビにも出る
②笑美の兄、登場
ここで信頼したくない語り手である一人称形式になります。男で兄、一人称「僕」っ子です。
妹が心配で一晩中遠くから監視したり、尾行したりする妹思いの優しいにいちゃんです。
あやしい会社モリヤにバイトして潜入調査をする等々、行動力がある。
鹿 うさぎ 鳥 蛙 さかな →表紙絵
海が滴る
③陽太
④老人
石神百行 こんな名前の芸能人いたようないないような。
蛇髪 ミシャグジ様
御頭祭り
諏訪大社 蛙狩:一章⑦の子供たちとの関連
白蛇 そそう
るみ「ルールにのっとらないと効果がない」
サーヴァントの真名が分かれば攻略しやすいように
て お と こ す 考えるのを放棄した。
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