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NFTプロジェクトを短命で終わらせない。ファンコミュニティにクレジットカードを導入した理由 ー「VeryLong Animals」クラブ Akim様

日本で最もコミュニティの熱量が高いと言われるNFTプロジェクト「VeryLong Animals」は、2022年6月に次世代型クレジットカード「Nudge(ナッジ)」と提携し、VeryLong Animals公式クレジットカードを発行開始しました。

ユーザーは、日常の買い物でVeryLong Animals公式クレジットカードを利用すると、利用金額の一部がVeryLongAnimalsファンコミュニティの運営支援につながり、カード利用額に応じてここでしかもらえないオリジナル待ち受け画像や、非売品Tシャツ・ぬいぐるみをもらうことができます。

今回は、リリースから1週間足らずで熱狂的なファンが生まれ、 現在は国内トップクラスのコレクションとして注目を集める「VeryLong Animals」ファウンダーのAkim(アキム)様に、公式クレジットカードを導入した理由や、盛り上がりを見せる独自経済圏におけるクレジットカードの意義について質問しました。

Akim様が考える「ベリロン経済圏の更なる活性化」とはどのようなものなのでしょうか。
IPビジネスを拡大したい企業様や、ファンメイクの方法に悩まれている経営者様にも参考になるインタビューですので、是非ご覧ください。


コミュニティポイント発行や、アフリカ進出など。可能性を追求し続けるNFTプロジェクト「VeryLong Animals」とは


ー  頭が長く伸びた愛らしい動物のドット絵の「VeryLong Animals」は、京都大学大学院在学中に生まれたとお伺いしました。その経緯をお聞かせください。

VeryLong Animalsのファウンダー・クリエイターのAkimと申します。
大学院在学中に、起業するために米シリコンバレーに遠征していたところ、あまりの物価の高さにお金がなくなってしまい、食べるのもままならない状況に陥っていました。

そんな中、NFTが流行り出していることを知り、頭の長い動物の「ドット絵」を描いてNFTとして売り出したところ、驚くほど売れました。まさに一発逆転的な状況で誕生したのが、VeryLong Animalsです。それまでキャラクターの絵を描いたことはなく、ドット絵にもほぼ触れたことがありませんでしたが、昔から「長いものが好き!」という性格から生まれたミラクルなNFTです。

ー  「VeryLong Animals」は、IPビジネスでありながら、二次創作・商用利用を可能にしていることや、独自のコミュニティポイントの導入など、コミュニティ内で新たな経済圏・エコシステムを構築していることも特徴ですよね。最近では、アフリカにも進出されているとお伺いしました。

VeryLong Animalsは、コミュニティ運営や、デジタルアート、リアルグッズの制作・販売がメインの活動になりますが、現在は以前から注目しているアフリカに赴き、現地のローカルコミュニティの形成を本格的に開始しています。7月には、5,000人以上のナイジェリア人のファンと共に、現地でのオフラインイベントを開催しました。

アフリカでのオフラインイベント開催の様子


公式クレジットカード発行の背景


ー  VeryLong Animalsのファンコミュニティの熱量は日本一だと聞きます。公式クレジットカードを作ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

私がアメリカから日本に帰国したばかりの時、都内で開かれたWeb3関連のイベントに登壇した際に、ナッジ代表の沖田さんが同じ登壇者として参加されていました。そこで登壇者同士で話す機会があり、ナッジカードの存在を知りました。

一般的なクレジットカードは「還元率」の違いくらいしか分からず、正直、使う人にとってはどのカードでもあまり変わりないと思っていました。
しかし、ナッジは、カードの所有や利用がファン体験と結びついていて、それがとても面白いなと感じました。それに一枚からでもオリジナルのVisaカードが作れることにも驚きました。

沖田さんから「VeryLong Animalsのカードを作ってみませんか?」とご提案いただき、私としては大変嬉しい思いでお願いしたというのがきっかけです。


ー  クレジットカードというと、ハードルを感じられる事業者の方も少なくありませんが、Akim様にとっては何が魅力だったのでしょうか。

私のような若いファウンダーで、始まったばかりのコレクションでも導入できることに魅力を感じました。ナッジのファンメイクの仕組みは、マイクロコミュニティが大きく成長する助けにもなるし、ファンを巻き込んで一緒に成長していけるというのが、今までになかった新しいキャッシュレスの取り組みだと思います。

また、NFTウォレットもアプリに標準搭載されており(※)、NFTのような新しい価値を世の中に広めて行こうとする姿勢にも共感しました。

(※)ナッジカードと連動したスマホアプリにNFT Wallet『Nudge NFT Wallet(β版)』を標準搭載


気になるユーザーの反応は?コミュニティ内で「話題」を呼ぶ結果に。


ー  VeryLong Animalsのファン層はどのような方が多いのでしょうか。

VeryLong Animalsは、NFTコミュニティの中では日本一若者が多いと自信を持って言えますね。おそらく世界でみても、相当メンバーが若いグループに該当するのではないでしょうか。

ほとんどの方が20代で、リアルイベントには10代の若い方が沢山参加頂いている印象です。もちろん30代や40代の方もメンバーにはいらっしゃいます。

実際にクレジットカードを発行していただいたユーザーも同じような年齢構成で、特に10代の決済金額が多いとナッジの担当者から伺いました。

ー  ナッジは18歳以上であれば高校生でも入会でき、初めてクレジットカードを使う人にも安心・安全にご利用いただけることに加え、自分の「好き」を応援できる楽しさもあることから、比較的若い世代の方に多くご利用いただいています。これがVeryLong Animalsのファン層とも合っていそうですね。他に公式クレジットカード導入の効果は感じていますか。

VeryLong AnimalsとVisaカードという意外な組み合わせは、当初はとても斬新でした。キャラクタービジネスとしては、Visaブランドを持つことにより信用が向上しますし、ファンとしては、自分が好きで応援しているもののクレジットカードを所有できるという喜びを感じていただけるようです。

そうした話題性のようなものが、ファンメイクの施策として非常にうまく機能していると感じています。それに、お財布の中に入れて持ち運ぶ可愛いクレジットカードは「グッズ」としての価値も高いと思います。

さらにカード利用額に応じて特典がもらえるので、「こんな画像もらったよ!」や、「こんな割引が受けれたよ!」など、コミュニティ内でのユーザー同士の交流が生まれています。コミュニティは話題作りがとても重要なので、大変助かっています。


ー  コミュニティの話題作りのお役に立てて大変嬉しいです。実際にクラブに入会された方々からの反響はいかがでしょうか。

コミュニティは、X(Twitter)を使って交流していますが、カードリリース当初は、「デザインがかわいい!」というオリジナルカードの写真を交えた投稿が多かったです。

ファンの方から、「クレジットカードの種類にこだわりはないので、折角だからVeryLong Animalsのカードを作ってみました!」といったメッセージをいただいたのも嬉しかったですね。


課題は、クレジットカードを作ってもらう「きっかけ」作り


ー  現状で感じている課題や、ナッジに期待することを教えてください。

ナッジはプロダクトとしてすごく良いものだと感じていますので、もっとコミュニティメンバーに知ってもらいたいです。リリース時は話題性があるのでメンバーの皆さんに案内しやすいのですが、2度目3度目と案内する際には「きっかけ」作りが難しいなと思っています。

コミュニティのメンバーは常に入れ替わっていますので、初めてナッジのことを聞くメンバーに案内するのはいいんですが、既存メンバーにはどう声をかけていくかが悩みどころです。

何か新しい商品やサービスが出る時や、外部と提携される際など、新たなアップデートがあればタイムリーに連携してもらい、きっかけを作っていけるとありがたいです。

ー  ナッジの機能は、軽微な修正も含めて2週間に一度はアップデートされているので、うまく活用していきたいですね。最近では「口座自動引き落とし」や「EMV 3-Dセキュア」の機能が追加されました。また、NFTウォレットがアプリに標準搭載されており、NFTガチャを利用特典として利用するのも良いと思いますので、後日提案させてください。

NFTガチャがアプリでできるのは非常に面白いですね!是非取り組みたいです。VeryLong AnimalsのNFTと同じポリゴンベースということなので、ユーザーがガチャで当たったNFTをメタマスクなどの他のウォレットに送り合うなど、サービスとしてのシナジーもあると思います。


独自ポイントと法定通貨の両輪で、ファンコミュニティの拡大へ


ー  最後に、今後Nudgeを使って実現していきたいことをお聞かせください。

現時点では、VeryLong AnimalsのNFTやアートは暗号資産や独自ポイント「ポテト」にて決済しています。今後Nudgeを使って、法定通貨での決済を実現したいです。

というのも、今後リアルグッズを実店舗にて販売する計画があり、当然「円」での取引が生じます。例えば、実店舗にてNudgeで決済すると、そのポイントがVeryLong AnimalsのECサイトで活用できたり、NFTをNudgeを使って「円」で購入できればもっと便利になりますよね。そんな通貨の枠組みを超えた「ベリロン経済圏」を作って行きたいと思います。

そうやってコミュニティをもっと活性化し、VeryLong Animalsを皆さんにとって身近なIPとして育てて行きたいです。

遠征中のアフリカで誕生日を迎えるAkim氏

ー  実店舗でのグッズ販売など、楽しみな取り組みが盛り沢山ですね。Akim様、貴重なお話、誠にありがとうございました。本日頂いたNudgeへのご期待も踏まえ、Nudgeでは更なるサービス・プロダクトの利便性向上に努め、VeryLong Animals様の活動を全力でサポートしていきます。今後ともよろしくお願いします。

【編集部より】

最後までお読みいただきありがとうございました。
インタビューさせて頂いたVeryLong Animals様では、利用金額に応じてさまざまな特典がもらえる「VeryLong Animals」クラブを開設・運営頂いています。

ご不明点等ございましたら、お気軽にNudgeまでお問合せください。

また、Nudgeでは様々なスポーツチームやアイドル、企業などの「クラブ」が用意されています。
好きなクラブを選択して普段通りにカードを使うだけで、クラブの特典がもらえます。
詳しくは、Nudge サイトをご覧ください。

取材:岡田俊樹・山咲かもめ


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