ウィンザー効果 〜日常に潜む行動心理学〜

こんな経験ありませんか?

「商品を買う際に、メーカーが出す宣伝のページよりも、身近な友人や、 商品の口コミを参考にし、最終的な判断をした」

当事者から聞くよりも、第三者から聞いたほうがより信憑性が高く感じた。

それがウィンザー効果で、

ウィンザー効果は、

本人や提供者から発信される情報よりも、第三者が発信して間接的に伝わる情報の方が信頼性が高まるという心理的傾向」です。

なぜ、「本人から聞くよりも、第三者の情報の方が信じやすい」のか。

それは「利害関係がないから」利害関係が無い人は「嘘をつく必要がない」ため、より信用できると感じるのです。

多くの人は、利益を得る状態にある人が発信している情報は、       自分に有利になるバイアスがかかっていると理解していて、その情報には嘘があったり、誇張されていたりするものだと考えています。

そこで逆に「利害関係が無い人=嘘をつく必要がない」と捉え、     利害関係の無い人の情報の方が、より信用できると感じるのです。


ー「ウィンザー効果」の最大値を起こすには 

まず前提として、「第三者であること」「利害関係がないこと」

現代での理想形はツイッターなどのSNSで、一般の人たちがレビューや話題を拡散してくれるなど、自然発生的に良い評判が広がることが、最も理想的なウインザー効果の例でしょう。

顧客体験の最大化を測るカスタマーエクスペリエンス(CX)も       構造は「顧客満足あげる → 第三者からの良い口コミを発生 → 拡散」  であり、ウインザー効果を狙ったものの一つとなります。

その、二つの前提がある上でさらなる最大化を測るには、        「第三者が誰であるか」です。

情報を発信する第三者が、”よくわからない人”、”信用できない人”だと、 ウィンザー効果の最大化は測れません。
「この人が言うことなら信用できる」と思われる人であることは      最大化を目指す上での要素です。                 

つまり、利害関係のない第三者で、情報発信者の信頼が高い。      それが多ければ多いほど「ウィンザー効果」の最大値に近づけると言えるでしょう。



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