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事務所ライブの前座MCが上手いこといかなかった。
でも上手い人なら上手くいくだろうなというような気はした。
普段は何となく事前にこんな流れをやるという構想を描いてから臨む。今回もそうしたけど、事前に思い描いていた構想が何一つ活きなかった。
俺MC、同期の明るいアホコンビまちょねーず(良い意味)、後輩コンビ。の3組。
事前構想では後輩コンビの定番のギャグを「まちょねーずも確かできるよね?」みたいにして対決させたり、オチをクイズにしてもらったり、コラボしたりしたら盛り上がるんじゃないかと思った
しかし、自己紹介で後輩コンビがギャグやってくれて、その流れができると思いきや、
そのあと、まちょねーずがちょっと違う長いダンスを踊り出して、、まぁ...スベっていた。
「人力舎ダンスできるんだよ。ジンジンジンジン♪にんじんパクっ!」
みたいな!
そこで、1発目は「只今写真撮影OKですよ」
というスカシをした。
これは改善の余地はあるもののそこまで悪くない選択だった気がする。
そしたら、そのダンスに「それなら俺もありますよ」と後輩コンビの片方が乗っかってきて、踊り出し、歌い出した。
2発目、俺は何も浮かばず…。
考えてたら、発言していい時間が過ぎた。
そしたらまちょねーずが「俺ももう一個ある」とさらにダンスのかぶせ。
これの繰り返しで終わってしまった。
この状態はライブではよくある状態で、MCが上手い人はよく笑いに変えてるので、今後のためにこのような状況の解決策を考えた方がいいと思った。
要は、スベりにいってる人のフォローみたいな。
(批判ではなくて考察です!)
他の人がダンスとかし始めて、
これ終わったら変な空気になる可能性あるな
と分かる瞬間、何考えるべきなのか?
つまり、上手い人がやったらそのダンスも笑いに変えて活かせるのに、俺の技術がないため、ボケを殺してしまう。
今後のために人のフォローをするというのも考えた方がいいと思った!
パターンを考えてみよう。
①スカシ
踊りには触れずに
「撮影OKですよ」
「動画もOKですよ〜」
などとボケを無視する。
ちょっと逃げな気はする。
②否定ツッコミ
「てめぇ何やってんだよ!」
「お客さんに金返せ!」
などとストレートにツッコむ。
俺はちょっとキャラに合わないので、無理してる感が出るかもしれない。
やるとしたら
「あの、一応お客さんも金払ってんだよ?」とかか。
③過剰に盛り上げる
おー!!面白いですねー!!これは仕事増えますよー!みたいに分かりやすく「そんなことないだろ」とお客さんに思ってもらえるようなボケができればいいかもしれない。しかし、そもそもよく分からないカオス状態になっているので、誰かはお客さん側の立場に立ってた方がいいかもしれない。
④乗っかる
俺もジンジンジン♪と踊り出す。これは空気的にウケなさそうな気がした。これをやるなら踊る前に「何やってんだよ」みたいな否定するフリとかを入れといてからやったらいいのかもしれない。
テンション高ければ現場によっては盛り上がる??
これもお客さんを置いてけぼりにしそう。
⑤無視
これもスカシだけど、冷たいスカシみたいな。
踊りおわったあとに後輩コンビに
「どう?所属して半年経ったけど」となかったことにして進めていく。
これも逃げな感じするけど、有効な手段のひとつかもしれない。
この流れまずいかもなと思ったら、時にはぶった斬ることも大事かもしれない。
その後もまちょねーずにダンスをフって無視するという楽な流れで、まちょねーずにもキャラ付けできて、分かりやすい構造になったかも。
やってることは①と同じか。
⑥本気返し
「え?にんじんないじゃん。」と指摘する。
これもシュールなので、お客さん側に立ってツッコんでくれる人がいないとウケなそう。
⑦ぶん殴る
1発目じゃ早いかも。あとキャラに合うか分からない。引かれるかも。
⑧めちゃくちゃ毒舌
そこまで言わなくていいくらい滅多撃ちにする。
「うわー!つまんねぇー!芸人やめろよー!」急にひど過ぎるこというのもありかも。
⑨説明してあげる
「今のは、人力舎のジンジンとにんじんのジンジンが掛かってるのが面白いということなんですね!」
と。「お客さん分かりましたか?もう一回やってもらいますか?」みたいな説明させるの良いかもしれない。
⑩笑う
1番楽で、考えなくて良いのは、リアクターに回る。お客さんに今笑っていいんですよー。と笑いを増幅させる役割になる。でもこれはかなり逃げで、今回はこれじゃ上手くいかなかったと思うし、これじゃ、あんま仕事してないし、お客さんの印象にも残らない。
11狂ったほど笑う
逆に異常なほど笑えば「そんなわけねぇだろ」になるかもしれない。③と同じか
「ジンジンジン♪ですって!みなさん!はーっはっはっは!」
ってやりまくるのはどうだ?
12ストレートに思ってること言う
「何やってんの?」
「どういうことなの??」
これはウケなさそう…。
お客さんも思ってることで、お客さんの予想の上をいかないといけないので、時間かけずにすぐに言って、プラスαもう一個あれば…
やはり自分と一緒に周りの人見て、自分の立場を変えていった方がいいと学んだ。
本来自分は、つっこまれる側の人間だから自分が人様を否定するなんて…みたいに思ってたけど、ピンである以上、ツッコミ不在の場ではどうしてもお客さん側の立場に立って代弁側に回った方がいいときもあるかもしれない。
場のカオス度合いを感じ取って、俺がふざけていいのか?誰にどうツッコまれるのか?なども事前に考慮してから臨もう!