仕事を辞めたい社会人二年目
仕事を辞めたい。
簡単な自己紹介。
私は新卒で商社に就職し、一年間の研修を経て数ヶ月前に営業部に配属され、地方の支店でペーペーの営業マンとして働いている新卒二年目。
ここ最近ずっと頭を駆け巡っているのは、
「仕事を辞めたい」
この一点。
仕事がとにかく辞めたい。
朝起きるのが辛い。
会社に行くのが辛い。
お昼、ただ依頼が積み上がっていき一向に消えて
いく気配のないタスクに諦めをつけ、家路に向か
う曲がり角を見ないようにしながらため息混じり
でコンビニに飯を買いに行く。
午後、お昼の間に入ってきた依頼を見るのが辛い。
17時半、営業時間外になり電話が鳴り止むのは嬉しい。
19時半、電話が鳴り止んでからの2時間で挽回で
きるはずのない業務量を少し減らして諦めがつい
たら退勤。
電気のついている他の会社を見ながら、この土地
に来て吸い出したアイコスを2本消化するくらい
のタイミングで家に着く。
特別ハードな仕事に就いているとは思わない。
今は終わる気配のない業務量も月日が経てば、幾
分ましにこなせるとは思う。
職場の人間関係も悪くない。
失敗はしていない。
ただ、仕事を辞めたい。
人と話すのは好きだ。
取引先の新製品を見ているのも面白い。
納期の恐ろしく短い依頼が辛い。
無理があると百も承知の依頼を右から左へ流し、
無理と言われてもそのまま無理と返せば怒られ
る。代わりの何かを提案するにも時間がかかる。
三年は続けろ、キャリアに傷がつく。
世間一般のキャリアと呼ばれるような職種に、も
はや就きたいと思わない今それも脅しには感じな
い。
今やめた時のことを考えてそれを踏みとどまらせ
るのは親の顔、今関わっている人たちの顔。
良くしてくれているあの人、好いてくれるあの人
に「自分はこんな大した高さでもないハードルす
ら越えられません」と宣言をしたらどういう反応
をするだろう。
そもそも越えたいわけでもないハードルなのが問
題である。
目標、なりたい姿があればそれを推進剤に、今の
ハードルは超えられる。
若いうちに結婚して子供が欲しいとは思っている
けれども、それは推進剤になるほどの物ではな
い。
面倒ながらも周りからはみ出す勇気はないのでな
んとかレールに沿って進んできたら、結婚しても
おかしくない年齢になっただけで、特段具体性の
ある目標でもない。
親の顔、世間の顔はストッパーにはなるけれども
推進剤にはならない。
特段未来の目標がない現状では、毎朝起きて土俵
に立つことで既に自分の気力は使い果たしてい
る。
たまたまこのページを開いてくれた方がいらっし
ゃいましたら何かコメントをいただけますと幸い
です。ネット上に言葉を発信するという事が初め
てなので、それだけで少しテンションが上がると
思います。