【座談会 前編】アフターセールス部の若手4人に話を聞きました!
こんにちは!ティッセンクルップ・ニューセラです。今回はアフターセールス部の若手社員4名と座談会を実施しました!
前編では、アフターセールス部の仕事内容などについてのお話を聞きました。その様子をお伝えします。
自己紹介 (表紙写真左から)
村田:2021年入社。前職はパッケージメーカーの海外営業を担当。
杉村:2021年入社。前職は飲料製造プラントの海外営業を担当。
門脇:2023年入社。前職は事務用品の専門商社で法人営業を担当。
鈴木:2022年入社。前職は化学メーカーでフィルムの新規開拓営業を担当。
Q : ティッセンクルップ・ニューセラの入社理由
杉村:前職はバリバリの日系だったので、外資の雰囲気を知りたいと思っていました。当社は外資だけど、国内にも製造拠点があり国内・海外営業どちらの経験を積めることから入社を決めました。
門脇:前職で取り扱っていた商材とは違うジャンルでスキルアップを目指していました。商材は違うけれど、この会社でも自分の営業スキルを活かせると思い入社しました。
鈴木:当社には社内に外国人が多く在籍していて、英語を話しながら仕事ができて楽しそうだなと思いました。当社は、ドイツ本社の子会社の立場ですが、電解槽の製造拠点があるので日本としてのプレゼンスも高く、「決してドイツの植民地ではない」という社長の言葉が印象的でした(笑)。当社はエンジニアリング会社という前職と異なる業界でありながら、化学メーカーがお客様であることに繋がりを感じたので入社を決めました。
村田:前職は主にM&Aをやっていたのですが、海外営業の仕事をもっとしたいと思っていました。前職のパッケージメーカーでは、材料でメタルを扱っていたので、ティッセンクルップ・グループのことも知っていました。前々職でも、プラントのメンテナンス部品を取り扱う商社にいたので、職種的にも近いと思い入社を決めました。
Q : アフターセールスの仕事について教えて
杉村:当社には営業部隊が3つあります。ひとつは新しい電解プラントを売る営業、もうひとつは、納入した電解プラントに対するメンテナンスや予備部品の供給・交換などを対応する営業、最後は納入した電解プラントの性能向上を提案する営業。私たちアフターセールスの仕事は2番目のカテゴリーです。最近では、納入したプラントに対するデジタルソリューションなど、新しいサービスの提案もしています。
杉村:設備提案のプレゼンをする機会は多くないですし、出張でお客様のところに張り付くような営業スタイルではないですね。
村田:基本的にはデスクワークが8-9割位です。見積もり提出時など、営業活動の中でシステム入力や書類作成の事務作業が多いです。お客様とは出張をしての会議もありますが、基本はメールのやりとりになります。
Q : 日本と海外の案件で営業のやり方は違う?
村田:日本と海外では、営業のやり方が異なります。国内やアジア圏は私たちが直接お客様とやり取りしますが、その他の海外では当社の拠点*経由でやることが多いです。(*当社の拠点:ドイツ、イタリア、米国、中国、インドなど)
杉村:東南アジアやオーストラリアなどは、当社が直接お客様とやり取りしています。
村田:例えばヨーロッパでは、当社ドイツやイタリア拠点の担当がお客様と私たちの間に入ります。楽な部分が多い一方、お客様に直接やりとりできないため、情報が取りにくい部分もあります。
杉村:日本からだと出張ベースになってしまいますしね。お客様に近いところに拠点があると、そのプラントにすぐ行って情報取ってこれるのはよいところかもしれない。
村田:でも拠点の担当者のレスポンスが遅いときはある(笑)。拠点の担当者から返事がないと、お客様から返信がないからなのか、そもそも問い合わせをしているのかが分からないです。
Q:部内でどのように担当分けをしていますか?
鈴木:基本国内は会社、海外では地域で担当が分かれてます。
村田:私は入社当時、担当地域を言われた記憶はないのですが、いつの間にか「このお客様は東南アジアだから村田さんに」って言われて、あそうなんだって思った(笑)。でも厳密にこの地域だから誰かがやらないといけないというわけではないです。
鈴木:忙しい場合は余力のある人に自分の担当を一時的に負担してもらったり、結構担当変えをしています。一方海外拠点は、海外拠点の担当者との関係を築きながら仕事していく必要があるので、担当が固定されています。
Q : 出張の頻度は?
村田:私たちは電解プラント新設の営業ではないので、頻繁に出張はないです。今は挨拶周りがメインだけど、今後案件によって行く必要があれば行けると思います。社長からも私たちから出張を提案してきてくださいと言われている。アフターセールスは何か問題が発生して、謝りに行ったりと楽しい出張ばかりではないけど(笑)、お客様と直接会って話ができるのはよいと思います。
鈴木:私は最近オーストラリアに出張しました。「実際の電解槽を見てきた方がよい」という上司の方針で行かせてもらったのですが、実際の電解槽の組み立て作業を見ることができてとても楽しかったです。
Q : アフターセールス部はどんな知識が必要?
村田:理系の知識が求められることはないけど、部品や電解槽の構造がどうなっているのかある程度分かっていると仕事はしやすい。どの会社に行っても自分が売る商品知識を知らないといけないのは、同じだと思います。
杉村:入社する前に知識を持っておく必要はないですが、部品の輸出が結構あるので貿易実務の知識がある人は楽かも。
鈴木:私は貿易実務や電解槽に関する基礎知識0の状態で入っていますが、やりながら覚えてます。必須ではないです。
門脇:特に海外顧客向けには、貿易実務が必要。貿易実務の講座を受けたけど細かい部分に関しては、実務をやりながらパターンを覚えていくしかない。
村田:貿易実務のお手本通り輸出入が進むことはまずないので、実務で基礎を覚えていくしかないですね。特に海外のお客様と英語でやりとりするときは、貿易実務の基礎が分かった上で説明しないとお互いに意思疎通が難しい。入社してからでも遅くないけど基礎があれば、あとはOJTでパターンをつかめると思います。
Q : 研修は充実している?
村田:研修は月1位で開催していて結構充実しています。私の入社当初は電解槽の知識がなかったので、講座をお願いしたら年単位で研修スケジュールを組んでくれました。電解槽にもいろいろなタイプがあり仕組みも違うので、そういった説明をしてくれるし、商務的な講座もある。今後入社する人にとってはとてもよい環境だと思います。
門脇:契約書は特殊な言いまわしが多いので、その意味や読み方を講座で教えてもらっています。
鈴木:前に英文契約書の基本的な読み方を、社長が5回に分けてみっちりと説明してくれました(笑)。とても勉強になりましたね。
門脇:仕事をしていると「これ講座で社長が言っていたな」という事がよくある。復習のためにまた開催するならもう一回受けたいです。*社長より「要望があれば、いつでもやりますよ!」
村田:製品知識の講座は、岡山にいる研究開発部の方が交代で講師をやってくれます。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
次回は後編をお届けします。
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