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イマーシブミュージアムが楽しかった話
お疲れ様です、谷大輔です。
50円作家という名前で絵を描いたり、個展をやらせてもらってたりするアーティストです。
本題の前に告知です。
10/20に古町にあるタキザワガレージにて個展を開催させていただきます。
タイトルは『Life. -「生きる」という選択-』
無意識に考えていた「生きるとは」という問いに付き纏う感情や思考を、今できる力で表現しようと思います。
絵の販売も行なっているので、Instagramなどで随時発信していきます。
また、当日は8BAN PARKも開催されているので、PARKに来る予定だった方は、ぜひ、絶対来てください。
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さて、つい先日弾丸で東京へ行ってきました。
別用で東京に行ったのですが、少し空き時間もあったので「せっかくだし」と思い、イマーシブミュージアム『印象派と浮世絵』に行ってきました。
その時のことを書いていきます。
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アートを手段にしたエンターテイメント
行ってみた感想は、一言で言うと「これは、エンターテイメント施設だなあ」です。
全く、批判とか文句とかではなく、素直に思った感想です。
イマーシブミュージアムとは、「芸術作品の世界を最新テクノロジーで描く没入体験型のアートエキシビション。」(引用 : 電通報)
自分は、刀社グループがやってるイマーシブフォート東京が出来る辺りからようやく、イマーシブ〇〇を認識し始めたのですが、
「没入型ってなんや」という疑問はずっとあり、それを確かめるべく、イマーシブミュージアムのチケットを購入しました。
内容は、40分で1サイクルするプロジェクションマッピング映像と音の演出。
天井に取り付けられたプロジェクターから、壁4面+床全体に映像が映し出されます。
写真撮影は自由。
SNSにあげればポストカードをプレゼントというキャンペーンもやってました。
もちろんちゃんと釣られ、ポストカードをゲットしてきました。
まず1番の疑問「没入型とはなんぞや」については、プロジェクションマッピングと音によって絵画の世界に入ったような体験ができるものでした。
やり方としてめちゃくちゃ面白いなと思ったのは、40分ひとサイクルのプログラムをさらに3分割していて、それぞれの時間は不明ですが、
写真撮影タイム・音声ツアータイム・没入タイム
の3部構成で成立されていたことです。
まず、シンプルに映像空間が綺麗なので写真撮影にはうってつけ、さらにはそれ専用の時間があるので皆さんたくさん写真を撮っていました。
次に音声ツアータイム。
「印象派と浮世絵」について、簡単な説明と映像が組み合わさり、作品を身近に感じられる時間でした。
そして没入タイム。
先ほど書いた通り、音と映像の演出によって作品の世界に入り込んだような感覚になる時間でした。
もしかしたら順番が逆かもしれないのですが、自分が体験した順番で書いています。
没入タイムは技術力がすげえなという感じで、とにかく引き込まれる感じでした。
面白いのは、この時間はほとんどの人が撮影をやめていること。
特に撮影しちゃいけないというわけではなかったはずですが、この時間だけ皆さん映像に引き込まれていましたね。
個人的に思ったのは、この「没入タイム」が非常に大事なんだろうなと。
そりゃ、イマーシブミュージアムと言ってるんだから当然かもしれませんが、
それでも、誰もスマホを触らなくなるくらいの「没入度」があるからこそ、それがコンテンツ自体の満足感に繋がっているんだろうと感じました。
ちゃんと勉強になったという実感も作り、そして、写真撮影によって行ったという実績も作り、拡散にも繋げる。
あくまでも個人の見解ですが、すごく勉強になりました。
余談ですが、このイマーシブミュージアムに行く前日にたまたま、慶應大学だったか、武蔵大学だったかのアートについての論文を読んでいて、
そこに、「日本人の美術館に行く人数は、世界的にみても比較的多いが、日本の美術館の総来客数は、割と少ない」みたいなことが書かれていたんです。
理由は、日本人は常設展に行くことは少ないが、企画展にはよく行くからでした。
そのときは「へえ」くらいにしか思ってなかったのですが、いざ「企画展」に行ってみると、「なるほど」と思いました。
もう少し言うと、そういう「企画展」にはインバウンドが少ないんです。
なぜかというと、たいてい日本でやる企画展は西洋美術なので、ルーブル美術館やニューヨーク近代美術館が近くにある外国人にとっては、訪れる対象にならないから、らしいです。
これまたなるほどなと思い、話をイマーシブミュージアムに戻すと、
まず、外国の方はほぼいなかったです。
新宿駅の目の前なのに。
そして、イマーシブミュージアムは累計入場者数が65万人を超えているそうで、
いわゆる「イベント」に対して、日本人が非常によく集まることが分かります。
おそらく、その辺も分かった上で企画しているのでしょう。
すごい!!
ちょっと次回は、これが果たしてアートなのかどうかについて書こうかなと思います。
ではまた!
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【個展『Life.』ー「生きる」という選択ー】
日時:10/20(日)11:00〜16:00
会場:タキザワガレージ6F (8BAN PARK会場内)
新潟市中央区東堀前通9番町1383−1
入場料:無料(販売あり)
<リンク>
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