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クリスマス・ツリーに彩られて


2022年11月19日
サッポロファクトリーアトリウムにて


北海道広尾町産トド松のクリスマス・ツリー
今年30回目を迎える

ここは札幌市民も去ることながら
北海道民も沢山訪れる場所です
親子やカップル、友達と様々な年代層の方が訪れます
ショッピングも食事も映画もペットも
楽しいことがたくさん詰まっている場所です
敷地内にはホテルもイベントホールもあります
大きな駐車場もあるので、本当に訪れやすい場所です
特にこのアトリウムは
とてつもなく天井が高く、ガラス張りでお天気の良い日はとても気持ち良く
夜は照明が星空のようにロマンチックです
オープンから続く巨大なクリスマス・ツリーの点灯は、コロナ禍以前までは点灯式が毎年開催されワクワクしながらその日を待ったものです
(来年こそは点灯式が開催されますようにと願います……)
このツリーの点灯式は必ず道内のニュースで紹介されて、北海道はいよいよ冬の本番を迎える準備に入るのです

説明が長くなりましたが
我らが主役のふみくんが、このイベントに際してとても感激し、終演後に感極まったと仰った意義をお伝えしたかったのです
生まれも育ちも札幌っ子のふみくんが
幼い頃から年に何度も足を運んだ楽しい場所は、サッポロビール工場の跡地を利用して建物や工場の機械の部品などを活かして作られた北海道開拓時代の貴重な財産です
この歴史ある建物を明治から令和まで
大切にしてきた札幌の街が本当に素敵だと思います

その、素晴らしい場所で
イベントのゲストとして約1時間のステージをやり遂げたふみくんの表情は
未だかつて見たことがないほどの笑顔でした

この場所でのイベントは様々な種類の催しに使われますがグランドピアノの演奏は初めてと聞きました
昨年の夏にYAMAHAラブピアノが8日間設置されて、生のピアノの音はその時初めて聴きました
思えば我が子が小学生の時ここで演奏したのは電子ピアノでしたし、ステージやアトリウムの中央でエレクトーンのデモンストレーションや試弾会は何度か来たことはありましたが、アコースティックピアノでスピーカー無しというのは
ラブピアノ以降、今回が久しぶりの開催だったと記憶しています

アトリウムに広く響き渡るピアノの音色に凡そ500人の聴衆が魅了されました
ふみくんのトークの言葉をお借りすると
ホールと違い音の反響が無いので
自分にはよく聞こえないとの事でしたが
縦長のアトリウムの2階3階のギャラリーの中間よりも奥の方の方が立ち去らず聴いておられたことを考えると
その音はホールの後ろの方までぐんぐんと伸びてよく聞こえていたのだと思います

ふみくんのピアノをホールコンサートや街ピアノで何度も聴く機会がありましたが、札幌の市街地の町内会丸ごと入るのではないかと思われるほど広いアトリウムに音響機材も使わずにピアノの音を行き渡らせる打鍵力と強さばかりではない表現力に圧倒されました
若さ溢れるパフォーマンスとトーク
素直な喜びの表情は人々の笑顔を誘い
緻密に計算されたかのようなステージの進行
普段の演奏からテンポキープ力に感心するチャットコメントが多いふみくんですが
終演の挨拶とクリスマス・ツリーの自動点灯と音楽のショータイムのタイミングが絶妙だったのは、正にふみくんの真骨頂とでも言いましょうか……

うっとりと聴かせてラスト綺麗に締める小気味よさ

ご本人も大満足のステージでした

この数年
ずっと私の手のひらのスマートフォンのガラス画面越しに眺めていた小さなふみくんは、3次元に飛び出して様々ななパフォーマンスで私をビックリさせます
大きな背中を見せてくれます

推しを推すと言うよりも
またその先の世界を見せて欲しいと
ついて行ってみたいと思わせてくれる
不思議な魔力を感じながら
またワンステージごとの余韻をそう長く残さずさらに前へ上へと進む姿

北の大地北海道に
こんなにエネルギッシュな青年の
存在があるのだと
未来に期待を寄せながら
今ある等身大の姿を眩しく感じながら
ほくほくと温かい気持ちで
冬の訪れを迎えています

そして願わくば
その温もりを全国の皆さんに
届けに行って欲しいと思います

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