見出し画像

8歳上の韓国人ハーフ元彼Ver1

高校生の時、某有名ハンガーガーチェーンで働いていた私。
もともと両親からは「高校生になったらお小遣いはない」と言われていたということもあり、高校生になった4月からバイトをしていた。

ハンバーガーチェーンでは主にレジやドリンク作りをしており、特にハンバーガーを作ったことはないのだけど、まぁそれなりに楽しくバイトをしていたのだと思う。

ココだけの話、3ヶ月程度でやめちゃったけどね。

そのバイト先で出会ったのが、後に一番長く付き合うことになるNだ。

Nは当時15歳だった私の8歳上で23歳だった。
良くわからないが就職先で失敗し、出戻りでバイトをしていたのだとか。
特にかっこよくもなく、でっぷりと太っていてメガネをした容姿はかなり怖く、最初の第一印象は「関わらんとこ」って感じ。

しかし、私とNの距離は徐々に縮んでいく運命にあった。

バイト先でよく話しかけてもらうようになり、少しずつ仲良くなっていったNと私。
決定的な出来事になったのは、Nのバイト卒業式だった。

某有名ハンバーガーチェーンには卒パムといい、その年に卒業する人をお祝いする式のようなものがある。
Nはちょうど就職が決まったか何かで、卒パムの主役になっていたのだ。
元々そういった式典や集まりが苦手な私は出席しないつもりでいたが、
「来てくれないんだ」と言われたことで行くことに。

その二次会で、私は不覚にも飲〇をしてしまったのだ。(絶対だめ)
ベロベロになってしまった私は、上司の車で家まで送ってもらうことに。
その時、隣りにいてくれたのがNだった。

本当は少し好きになっていたのかもしれない。
私はNの肩にもたれかかった。
高校生に淡い恋心だ。

その出来事から1週間後、ホワイトデーがやってきた。
私はバレーボール部のマネージャーをしていたので、その日は普通に部活をしていたのだと思う。
しかし、帰宅しようと思いバックを漁ると、大切なあれがないことに気がついた。

それは、自転車の鍵だったのだ。

私は自転車通学していたということもあり、鍵がなくなってしまったのは本当に辛いことだった。

「今日自転車の鍵失くしちゃって、最悪だ〜。」

先輩だったNに笑い話としてLINEで送信。
すると、数分後、このように返事が帰ってきたのだ。

「たまたま近くにいるから迎えに行く」

Nはもちろん成人していたということもあり、自分の車を持っていた。
そして、この出来事が全てのきっかけになったのだった。

いいなと思ったら応援しよう!