全ての始まりは入学式、そしてあの先輩の千里眼-ダンス愛が止まらない卒業生
「輝く名大アラムナイ」第8回目は、理学部化学科を卒業(1997)されたご主人・浜野義広様と、教育学部を卒業(1997)された奥様・浜野智子様という卒業生お夫婦にお話を伺いました。浜野ご夫妻は現在お二人共にボールルームダンス(社交ダンス)のプロダンサーとして競技ダンスの大会に出場される中、ご自身のスタジオを構え、レッスン指導にも力を注がれ、充実した日々を送られております。そんなご夫婦の出会い、そしてボールルームダンス(社交ダンス)とは・・・
始まりは入学式・・・
同級生のお二人は在学当時「舞踏研究会」に所属し、日々練習を積まれておりました。お二人の出会いでもある「舞踏研究会」に入部されたきっかけについてお話を伺うと、
ご主人:入学式は富山出身で高校も同じだった友人と一緒に行ったのです
が、入学式で友人がキレイなお姉さんに「ダンスはいかが?」と
声をかけられて、気付いた時には今も当時も変わらぬ佇まいの学
生会館に。ダンスなんて勿論初心者の我らに優しく手解きいただ
き、心遣いの大絶賛につられあれよあれよと入部してしまいまし
た(笑)
奥様:私はもう少し真面目です(笑)入学式当日「舞踏研究会」のステージ
があり、奇麗なドレスで踊る先輩方を見て、やってみたいな💗と思
い自ら希望して入部しました。 ※ご主人(苦笑)
お二人共にボールルームダンス(社交ダンス)は未経験、でも当時は未経験から始める方が多い世界だったため、僕でも!私でも!スタートは「せーのっ」でみんな同じというところも入部を決めた一つの理由だったとのことです。
ペアリングって大事!先輩の千里眼はお見事でした!
ボールルームダンス(社交ダンス)は男女ペアで踊るものですが、「舞踏研究会」では1年生での「男性×女性」様々な組合わせで踊る経験を経て、技術・性格等日々観察している先輩が、「このペアがベスト!」と男女ペアを決定するそうです。その後はその固定ペアで練習・大会出場等に挑まれます。女性数が男性数を上回る学年は、男性の争奪戦ですね(笑)
そう、浜野ご夫妻のペアリングはこの当時の先輩が決めた「ペア」から始まりました。こうしてお話を伺う中でも、お二人の仲の良さや相性が良いのだな、といった雰囲気が伝わってくるほどでしたので、当時の先輩の見極め力、千里眼に感嘆いたしました。
やっぱりダンスが好き💗
卒業後はお二人共に就職されますが、ご主人は早々に、奥様も数年後にはダンスの世界に舞い戻ってこられます。
ご主人:ダンスを愛する気持ちを引きずりながら就職し、新人研修を受け
ていたものの、やっぱり諦めきれず、誰にも(親は勿論友人に
も)相談せず研修期間中に退職願を提出してしまい、在学当時か
らお世話になっていた某ダンススタジオの講師としての道を歩み
始めます。もちろん両親にはきちんと報告はしましたよ。事後で
すが(笑)。
奥様:私はもう少し真面目です(笑)。卒業後は地元愛知で公務員として
日々仕事に励む中、終業後は週に数日名古屋までダンスレッスレッ
スンに通う毎日でした。大変でしたがダンスを続けることが出来、
とても充実した社会人生活だったと思います。その頃にはもう主人
と結婚しておりまして、ダンス愛が募った結果二人でロンドンにダ
ンス留学をする機会を得たことを機に、公務員生活に終止符を打
ち、主人には遅ればせながらダンス一本の道が始まりました。
1か月の予定だったロンドン留学でしたが、ダンスはもちろん様々なヨーロッパの芸術に触れる機会にも恵まれ、結果3か月のロンドン生活の後帰国、その後現在のダンススタジオを構えられたそうです。
365日ダンス・ダンス・ダンス
さて、スタジオを始められてからはと言いますと、午前中にご自身の練習時間を確保され、午後は生徒の皆さんのレッスンを、時には夜22時を過ぎるまでレッスンをされることも日常と伺い驚きました(なんとお優しい)。生徒の皆さんは趣味で楽しまれている方や、浜野ご夫妻以上のダンス歴をお持ちのご年配の方、一方で様々な大学から(もちろん名大舞踏研究会からも)競技ダンス大会に出場される学生さんもレッスンにお見えになることから、生徒の皆さんの大会出場に向けた練習サポートに注力される中、その合間合間にご自身の大会が控えている、そんなダンス・ダンス・ダンスの毎日を送られています。
何より!レッスンを終えてご自宅に着かれる時には日付が変わっていることも多々、そんな深夜にペロッと夜食を食べてから就寝されているにも関わらず、お二人揃って「シャキーンっ」「スラ~っ」と「The ダンサー」といいったスリムな体型を維持されており、隣に並ぶのが恥ずかしくなるほどでした。
そして、毎日ご一緒にいらっしゃることが多いはずにも関わらず、とにかく仲がおよろしい💗。そして声を揃えて「毎日楽しいです!」と断言される、その潔さと幸せな空気がスタジオには溢れておりました。
「また社交ダンス再開してみようかな」
この記事を見てそう思って下さる方が一人でも多く増えると良いな、そう仰られておりました。星ヶ丘(名古屋市内)でこの看板を見つけたら、
「メールマガジンを拝見しました!」と是非扉を開けてみてください。
浜野ご夫妻の幸せシャワーを浴びながら、ダンスの手解きをしてくださいます。