カレーが怖い

最近暑くなってきた。
今ものすごくエアコンをガンガンかけた部屋で、カレーを食べたい。

けど、一人暮らしの状態でカレーを作ったらどうなってしまうのだろうか?

朝起きたらカレー。
昼仕事の休息にカレー。
夜仕事が終わってカレー。
そして夜眠り、朝起きてまたカレー。
仕事が順調に進んでる合間に昼カレー。
プレゼンが上手くいった週末の夜にカレー。
休日でたっぷり寝て寝坊してからの朝カレー。
昼カレー。(以下略)

そもそも、カレーを作ったことがない私は1回で作る分量が、だいたいどれくらいの日程で食べ切れるのか知らない。
そこがまた恐怖である。
一度カレーが始まったら、いつ終わるのかを知らない。

もし飽きたとしても、私は一人暮らしである。
誰かに食べさせる訳にもいかない。
協力をあおぐわけにはいかない。
そのカレーに向き合えるのはたった1人。
そう、この私だけなのである。逃げさせてくれない。

1度でもカレーを怠れば最後、さもなくば腐らせてしまって、全部がおじゃんになってしまうのではないか。
おじゃんになってカレーの無限ループが終わったと安心したのもつかの間、待ち受けるのはカレーで汚れた鍋である。
洗うのも面倒くさそうで気持ちが塞がる。

どう転んでも一人暮らしのカレーは、大変な未来しか待ってない。
最初のカレーの美味さと喜びもつかの間、終わらないカレーへの恐怖で悶えることになるであろう。
その落差もまた怖い。

だから、今日も私はカレーを食べれない。

あー、早く友達とキャンプに行って、カレー作って心置き無く食べたい!

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