赤のスパークリング【加筆しました】
皆さんこんにちは
若者に色々役に立つ情報をたまに呟いているおじさんです。
先日、あまりの暑さにしゅわしゅわしたスパークリングと良い感じの洋食を食べたくて、那覇の牧志にあるピッコロさんへ行ってきました。
赤と白はグラスで用意があったのですが、スパークリングがボトルしかなく、ボトルでメインとパスタ両方カバーするにはどうすればいいかなーと悩んでいたら、赤のスパークリングありますよと、SETTECANI社のLAMBRUSCO GRASPAROSSA SECCO DOPを勧めてもらいました。このワインと同じかどうか忘れてしましましたが、以前銀座にあるKAZANというお店で同種のワインを飲んだ記憶があって、シェフに聞いたら辛口だそうなので、それにしました。僕の記憶ではけっこうドサージュ(補糖)されていて、最初の乾杯には向いているけど、メインの料理と併せるならちょっと甘すぎるかなーと。でも辛口ですとのことだったので、興味があって頼んでみました。
僅かに甘さが残るけどかなりドライ目のワインなので当たりでした。調べたら、イタリアのワインって面白いですね。イタリアのドライのワインを表すSECCO(セッコ)ですが、スティルワイン(しゅわしゅわしてない普通の奴)とスパークリングで残糖の量が異なるようです。調べてみたら、セッコスパークリングの場合、残糖が1Lあたり17~32gもあるのにドライなんですって。ロゼスパークリングと異なって赤のスパークリングの場合、渋みをうまみに変える要素として少量の残糖はありなのかなと個人的には思っているので、この程度の残糖は全然料理に合わせられると思います。
ショウガが効いたクリームソースでいただく豚のグリルは、予想通りワインとよく合いました。因みに料理は単品とセット(スープとサラダとライスかパン)がありました。
濃厚なイカ墨リゾットにもワインは良く合いました。一般的に赤ワインは魚介の生臭さを強調してしまいがちですが、スパークリングの刺激のせいなのか、それともブドウ品種のせいなのか、それとも残糖のせいなのか、濃厚なイカ墨のうまみとそこに溶け出した魚介のうまみを程よいタンニンが包み込んで良い感じのマリアージュになっていました。
デザートもカリカリのキャラメルが美味しいクリームブリュレとアイスを頂いて、かなり楽しめました。デザートの時だけ、セミセッコ(※)とかの方がよかったかもしれませんが、残糖はここでも良いサポートをしてくれていました。
※イタリアワインの残糖度の分類ですが、以下のような4段階だそうです。
皆さんも赤のスパークリングいかがですか?