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“Echoes of Life”初日現地勢の感想+「エコーズはいいぞ」という宣伝
先に結論を言うと
2025年1月26日(日)
午後1時55分~
テレビ朝日で羽生結弦氏のICE STORY 3rd“Echoes of Life”の特別番組が地上波でやるから
全アラサーオタクは見てくれ!!
本当は「全人類見て」と言いたいところだけど、氏と同世代のアラサーオタクにおかれましては確実に『刺さる』物となっておりますので、訴えかける層を絞らせてもらいました。
もしも見て下さって、興味を持っていただけた方がいらしたら!
2月に千葉公演がありますので、叶うならば現地観戦、難しければ映画館でのライブビューイング(まだ発表されてないけどたぶんやると思う)を
ぜひ!!見ていただく思います!!
現地で『体験』するのも、映画館で良い音響・クソデカ画面で見れるのも、どちらもテレビで見るのとは違う感動がありますので。
【追記】
千葉公演のライブビューイングについて発表されました。めでてえ!
とりあえずここまで読んでいただけたら、それだけで満足でございます。
私はとにかくプレゼンするのが下手なオタクなので、下手にアレコレ言うより「とにかく実際に見て!!」と言うのが一番効果的な布教活動になるのです……。
自ら「おれはコレが好きだから、お前ら見ろ!!」と圧倒的な《表現》の力でブン殴れる(語弊)羽生結弦氏とは大違いである。
羽生氏と違って私はくだを巻くしか能がない人間なので、あとは12/7に現地で見た感想をウダウダ書き連ねていこうと思います。
興味がある方はどうぞお読みください。
当日の座席
スタンドA席
実際現地についた時の感想は「値段の割にめちゃめちゃ良い席では??」でした。
「1列」って見た時点で最前なのは分かってたけど、こんな中央に近い地点で見れるとは。
おかげで演出はとても楽しめました。
終わった直後の率直な感想
めちゃめちゃ面白いな!?
すごい乱暴な形容をすると
“GIFT”は『私小説をスケートでやってみた』、
“RE_PRAY”は『ゲームオタクによるゲームオタクへ捧ぐ二次創作』
だと思っていて。
エコーズは何だろう……まだしっくり来る形容は浮かばないけど、演出がバチバチに決まっていて、体験して楽しいアトラクションみたいな感じだった。
そう。私はあの瞬間、夢を見ていたようだった。
どうでもいい方の感想
ルームへ至る扉の表現はSFチックな処理がされてるのに、ズラッと並んだ扉の群れは普通に『扉』だったから、見た瞬間「ゆめにっきかよ」と思ってしまった。
羽生氏ゆめにっきやってそうじゃない?
バンプの太陽とか好きそうじゃない?
私はどちらも好きです。
民族調の曲+羽生氏とか最高かよ……
エコーズ当日が迫る中、私は「氏にどんなプロを演じてほしいか」について色々思いを巡らせていたのですよ。
その中に「民族調の曲で踊って欲しい」という物があって。
まさか叶ってしまうとは……。
『鶏と蛇と豚』で滑った時もその圧倒的な存在感にひれ伏しそうになったけど、このプロは本当に……衣装が……すごくてえ……。
私の語彙じゃ伝わらんわ。
実際に写真を見てほしいんだけど、こんな衣装で滑るんですよ。
国宝じゃね?
国を挙げて守るべき《宝》じゃね??
失礼。
冷静さを欠きました。
いやあ本当に、ようこんな衣装で滑れるわ。
しかも、自らヒラヒラを上手に操りながら、最大限美しく見えるようキメキメに踊ってたんだよね。恐ろしい。
ベイベベイベ……流れた瞬間笑いそうになる同世代オタク
私自身ペルソナ3はやったことないんですが、それでもあの時代を生きてきたへなちょこゲームオタクとして知ってはいたんですよ。
だから、めちゃめちゃ聞き覚えのある曲聴こえてきたな~??ってなりましたよね。
氏が「事前に読んでほしいな~(大意)」的なこと言ってたから、ストーリーブックで予習はしてたんだけど。
あらためて読み返すとめちゃめちゃ曲名書いてあったわ。
いや、私「ベイベベイベの曲」として認識してたゆえに曲名覚えてなかったので、どの道気づけんかったけども。
何で笑いそうになったかと言うと、知ってる曲が流れたからというより、「ルームだの案内人だの、ベルベットルームみてえだな」と思ってたら、羽生先生本人から答え合わせされたからっていうのが大きいです。
まさか私の胡乱な考えが当たっていたとはね。
ちなみに、私は3についてミリしらに毛が生えた程度にしか知りませんが(電撃マ王で連載されてた漫画由来の知識)、4はアニメを全部見たので、ベルベットルームのことは知ってるのです。
そんなあやふや知識オタクでも、氏がラストで銃口を突きつけてたの見て、うわ、オタクとして完敗!!ってなった。
アイツ、やりたい放題だぜ!!
オタク話ばかりしてしまったけど、演目としてはハチャメチャに格好良かったです。
羽生結弦にとって「運命」はバラ1の音
アホな私はストーリーブックを読んでる時
「さあ、貴方の、「運命」の言葉の「音」を、奏でてください。」
案内人さんがこんなこと言うから、「この流れでベートーヴェンの運命流れるんじゃないやろか」などと本気じゃないながらも思っていたのですが。
私のチンケな想像など吹き飛ばすほどのとんでもない物がお出しされたわけです。
それがまあピアノコレクションな訳ですが。
氏の滑りってピアノの音がとても似合うんですよね。氷上のピアニストって感じで、体でピアノの音色を奏でているように思えるというか。
だから純粋に滑っているだけで、十分演目としては成り立つのに。
リンクにプロジェクションマッピングで映し出される楽譜!(しかもめちゃめちゃ動く)
紗幕に再現される白鍵と黒鍵!!(しかもめちゃめちゃ動く)
ああクソ、いい感じの画像が見つからなかったばっかりに、私のクソ語彙だとこんな伝え方しかできねえ!!
とにかく、演出がめちゃめちゃ良かったんですよ!!
羽生結弦のくそうまスケート×つよつよ演出が組み合わさると、こんなとんでもねえ物が出来上がるんだなあと感激してしまいました。
いやあ、天才の所業だ。
あと、これだけは言いたい。
無音かつ演出なしからの四回転→楽曲スタートは肝が太すぎるんよ。
羽生結弦は……鳳凰院凶真だった……?
先程私はペルソナ3について「やったことないんですが、それでもあの時代を生きてきたへなちょこゲームオタクとして知ってはいた」と形容しましたが。
シュタゲはバリバリ履修済みのオタクだったんです。
それがまさか……。
まさか羽生結弦がGATE OF STEINERで滑るとは……。
衣装見た時は「羽織?」「和風プロかな?」って思ったけど。
あれ、白衣だったんだ……。
“RE_PRAY”の時は『MEGALOVANIA』を現地で聴いた瞬間ガタッてなったけど、今回はガタッ枠はGATE OF STEINERでしたね。
特に今回は、最初からじゃなくてサビ?からのスタートだったから
「何だ? 私、絶対この曲知ってる!」
ってなってから
「シュタゲだ……!」
と気づけるまでにちょっと時間差があったのよね。
アンテとシュタゲを同列に語るのは、どちらもループ前提の作品というのもあるけど、アンテは『ケツイ』、シュタゲは『世界線』と言う単語で、羽生先生からヒントが出されていたんですよね。
だから、原作を履修済みである+その単語でピンと来るという条件さえ揃えば、事前に演目に気づけただろう点が同じなのです。
私は全然気づけませんでしたがねえ!!
とはいえ、アンテはちょっと引っかかってはいたので、もう少し考えを突き詰めればリアルタイムで気づけたと思うんです。
シュタゲは全然気づいてませんでした……自分の中であまりにも『世界線』と言う言葉がオタクワードとして馴染み過ぎていて、=シュタゲに繋がらなかった。
気づけはしなかったけど、事前知識0で知ってる曲が来たときのテンションの上がり方がパないので、これだから初日現地観戦はやめられないのですよ。
しかし、この辺の楽曲チョイスに、私と氏が同世代である事実を強く感じるなあ。
分かる、あの時代を通ってきたオタクが履修する物として分かりみが深い。
これ、実質“RE_PRAY2”では?
「RE_PRAYでは披露できなかったけど、おれの好きゲームを引き続き紹介するぜ!!」ってことでは?
羽生氏とサンホラ兼業オタクの悲しき戯言
朗読に合わせて踊ってた(氏いわく『ポエム』らしい)ところで「サンホラか?」となり。
レミで横振りの振り付けをするよう観客に依頼してきたところで「Halloween ジャパネスク '24か??」ってなった。
やっぱりサンホラじゃないか。(暴論)
何がやっぱりかと言うと
私は前回の“RE_PRAY”の時点で、選択の重要性を煽ってこられたり、「応援した皆さんもこの選択に加担したんですよ(にっこり)」みたいのを感じたり(被害妄想の恐れあり)して
「あれ、私羽生氏のアイスショー来たんだよね? 大神再臨祭じゃないよね??」
などと混乱したのです。
好きな演出について語る
気づいたらそこにある扉
気づいた時にはリンクの上にフッ……と扉が存在していて、
「さっき羽生氏あの辺滑ったけど、その時あんなんなかったじゃん! どっから生えた!?」
って思ったら上に回収されたから、
「ワイヤーで釣られてるんだ!」
と気づいた。
大道具が上部に収納されてるとか、実質Sound Horizonじゃん。(まだ言ってる)
なお、ラストの演目で羽生氏がこれまでの全ての扉を滑りながらくぐってたんだけど、ちょっと障害馬術を思い出してしまった。不敬すぎるだろ。
ホログラムかと思ったら紗幕
紗幕がクルクル降りてくるのに合わせてレーザーが当たり、あたかもその場に発生したホログラムのように見えたやつ。
あれさ〜!
一回見ると「アッ紗幕かあ」ってなるから、二度は使えないんよ。
初日に何も知らずに見えてよかった!!
氷こそが最大の舞台装置となる羽生結弦
リンクに投影された荒野の背景が凄まじいスピードで移動するに従い、スケートで移動する氏。
これがMIKIKOさんの感じたスケートの可能性なんだろうなあ。
氷を張れば、舞台装置を用意せずとも高速移動できるし空も飛べる。
もっとも、スケート靴を履きながら陸上と遜色ないダンスを踊れる氏だからできることではあるが。
帰り道に思ったこと
たまアリからさいたま新都心へ戻る途中、きれいなクリスマスイルミネーションを見て気づいた。
羽生氏が生まれた季節は、こんなにきれいな光に包まれていたんだね。
私は、自分自身が春生まれだからか、桜の花やチューリップが好きなんだよね。
羽生結弦も、この光の景色が好きなのかなあ、とか考えました。
おしまい。