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日テレ×Panasonic 見えないストレスを見える化するスマートミラー「ミロモ」誕生!~日常感と技術の組み合わせ~
こんにちは!『日テレR&Dラボ』です。
Panasonic Design FUTURE LIFE FACTORY(以後FLFと表記します)の皆さんと日テレR&Dラボとの共創チーム「TONDEMO LIFE FACTORY」のメンバーで、プロトタイプした、見えないストレスを見える化するスマートミラー「ミロモ」が、ようやくお披露目になりました!
今回はその制作の舞台裏を、全4回にわたってお伝えしています。
これまで自分たちが作るなんて考えたことも無かった「スマートミラー」ですが、どのようにコンセプトをつくり、どのようなこだわりをもって制作したのか?
そして、パナソニック、日テレという異業種で組んだからこそ生み出せた提供価値について話していきたいと思います。
前回で出た話題は…
■「決選投票」に残った3つのアイデア、選ばれたものは!?
■実は、日テレとパナソニックで意見は割れていました(笑)
■共創プロセスで感じた「記名性」と「非記名性」の違い
第2回は、ミロモ制作にあたってこだわった「日常感」と「技術」の組み合わせへと話題が続きます。
■技術を前面に出さない!「楽しさ」「自然さ」の演出
加藤(日テレ):
ミロモのプロトタイプで大切にしたことや、こういう世界観を作りたいというこだわりはありましたか?
松本(日テレ):
やっぱりパナソニックさんの技術力を最大限に生かしつつ、でもそこに日本テレビが一緒にやらせていただくからには、技術がすごいっていうのを感じさせないぐらいの「楽しさ」とか「自然さ」を実現する方向で考えましたね。
センシングとか表情解析は、大げさにやれば「すごい技術です!感」はものすごく出ると思うんですよ。
加藤(日テレ):
確かに一般的なスマートミラーって、例えばエクササイズも心拍数とか数字がきちんと出て「いかにもセンシングしています」というのが多いですよね。
松本(日テレ):
そうなんです。それよりも「楽しさ」や「自然さ」を大事にすることこそが、ミロモのコンセプトなんだと思います。
ミロモちゃんがでてきて、「ふわふわーっ」と動いている間に、実はストレスがきちんと測られてることだったり・・・。
モンスターを倒すゲームをやってるつもりなのに、いつの間にか体を動かし、笑顔になって、ストレスが自然に解消している・・・というところが大事なポイントだと思います。
実は裏側では技術的に緻密に考えられているんだけれども、それが体験する人には全くわからなくて良くて、「ただの楽しい鏡」として感じてほしいなと思っていました。
加藤(日テレ):
「楽しい家電のひとつ」として、自然に家の中にいるような未来になると面白いですね。
東江(FLF):
それって、とても大事なポイントですよね。
私たちもスマートミラーを作っていますけど「キラーコンテンツ」に困っていたりもして・・・
そういう視点が足りないからなのかな?とも思いました。
白鳥(FLF):
製品にどうしても「未来感」が溢れてしまうんですかね(笑)
東江(FLF):
生活が便利な感じになって、スマートな感じになって、かっこいい感じになるんだけど、「馴染む」ほどにまでいっていなかったんですかね。
もしかしたらスマートミラーの普及に必要だったのは、まさに「トンデモな楽しさ」だったのかもしれないです!
一同:
おー!(笑)
■大切なのは「日常感」と「技術」の組み合わせ
白鳥(FLF):
確かに、今までのスマートミラーには「日常感」って無いですよね。
松本(日テレ):
日常感と言えば、私たちテレビって日常感が最も得意ですからね(笑)
加藤(日テレ):
そういう意味では、技術はすごいんだけど普及しないなぁ・・っていうガジェットを「日常感」的な切り口をみつけて、生活になじむものにしていくことも、日テレとパナソニックが組めばできる可能性はありますよね。
土屋(日テレ):
入り口が「日常感」で、そこからするするっと「非日常」に持っていくのがテレビだから、多分得意なんだろうね(笑)。
そういう「違い」っていうのは、詰めていけば詰めていくほど多分あって、お互いを補足し合う関係になれると思うよね。
白鳥(FLF):
確かにそうですよね!
次回は、ミロモの演出のキーであるモンスターなどキャラクターへのこだわりや、スマートミラーならではの演出手法に話題が続きます。