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【2024年度最新版】台湾留学前の準備について

こんにちは、国立台湾大学日本人学生会(NTUJSA)です!

本記事では、新学期(2024年9月)より国立台湾大学に入学する正規留学生と交換留学生の両方に向けたオリエンテーション資料を、特別に一般向けに公開しております。

2024年最新版となっており、台湾留学に来る方は必見の資料になっています。ぜひ最後までご覧ください。※一部は台湾大学の学生向け




(1)はじめに

①国立台湾大学日本人学生会(NTUJSA)とは

(2)行政手続きについて

日本にいる際にやるべき行政手続きや、台湾に到着後に必要な行政手続きについて紹介します。

①居留證の申請と受け取りについて

台湾にいる際は居留證(ARC)を常時持ち歩く必要があります。
居留ビザで入国後、15日以内に必ず申請してください。(オンライン申請可能)

居留證(ARC)の申請に必要な書類は以上のスライドの通りです。

【必要書類】
・証明写真(背景が白のもの)
・パスポート
・居留ビザ
・住居証明
→住居証明に関しては公的な証明書が存在しないので、"家賃の領収書"や"賃貸契約書"を添付してみてください。
・在学証明書、あるいは学生証
→まだ受け取っていなければ入学証明証でも可能です。ただし後日提出する必要があります。

居留證のオンライン申請は以下のページより行うことができます。

※居留ビザについて

正規/交換留学生問わず、台湾に入国する前に必ず「居留ビザ」を申請し、それを使用して入国する必要があります。居留ビザに関しては以下の「台北駐日経済文化代表処」のサイトをご確認ください。

居留ビザの申請に必要な書類は以下の通りです。(随時更新されますのでHPを必ずご確認ください。)

【必要書類】
・パスポート原本及びコピー
→申請時に残存期限が6ヶ月以上必要です。
・ビザ申請書
→"台北駐日経済文化代表処"の公式HPからダウンロードください。
・証明写真2枚
→3.5cm x4.5cm、申請日前6ヶ月以内に撮ったもの。1枚は申請書に貼り、1枚は貼らずに提出すること。
・留学先の学校の入学許可書原本及びコピー
→原本の提示後返却します。(高校、中学の留学については教育部の留学可能学校リストをご確認ください。)
→復学の場合は、「新学期註冊證明」及び「休学、復学證明書」も入学許可書と一緒に提出してください。
→在学中の方または居留証が切れた場合は、「在学證明」も入学許可書と一緒に提出してください。
・最高学歴の卒業証明書の原本及び全学年度の成績証明書の原本
→台湾/日本以外にある学校で発行された場合、現地の台湾の在外公館にて認証を事前に受けてください。
→交換留学の場合は不要。
→復学、在学中、居留証が切れた場合は不要。
・ 健康診断書
→所定のフォームは公式HPからダウンロードしてください。
→検査受けて3ヶ月以内のもの。
→病院の正式な印鑑が必要です。
 →台湾で受ける場合:行政院衛生福利部指定の病院
 →日本で受ける場合:指定の病院はございません。
→申請者の年齢、国籍、体調により、一部の検査は免除できる場合があります。
・銀行発行の取引明細書(入出金明細書)
→申請月から遡って6ヶ月分かつ全ての期間において50万円以上預金されている事を確認します。
→親の名義の取引明細(入出金明細)書を提出する場合は、別途、親子関係が分かる戸籍謄本を提出してください。
→「台湾奨学金」を受けた方は、代わりに奨学金証明書原本とコピー1通を用意してください。
→交換留学の場合は不要
・現在所属する学校の在学証明書原本
→交換留学の方のみ
→台湾/日本以外にある学校で発行された場合、現地の台湾の在外公館にて認証を事前に受けてください。
・住民票又は運転免許証の両面コピー
→申請者の住民票原本(3ヶ月以内発行のものに限る)、運転免許証の両面コピー、上記の書類いずれか1点
・申請費用

(2024/8/13時点 "台北駐日経済文化代表処"より)

注意点:先日、「銀行発行の取引明細書(入出金明細書)」の要項が変わりました。財力証明として以下の要件が追加されましたのでご留意ください。

"申請月から遡って6ヶ月分かつ全ての期間において50万円以上預金されている事を確認します。"

③日本のマイナンバーについて

現地で銀行口座を開設する際に、日本のマイナンバーカードが必要です。
銀行によっては原本のコピーでも可能な場所がありますが、念の為、原本を持ってくることをオススメします。

基本、現地での本人確認は「学生証」か「居留證(ARC)」で行うため、銀行口座を開設さえしてしまえば、使うことはあまりありません。
まだ取得されていない方は、1ヶ月程で取得できますのでお急ぎを!

※既に台湾に銀行口座がある方や、口座開設をする予定がない方は必要ありません。

④健保卡(国民健康保険)について

→正規留学生または、滞在6ヶ月以上の交換留学生のみ

健保卡(健康保険証)は居留證(ARC)を取得後、6ヶ月以上連続して台湾に滞在すると、健康保険に加入することができます。
但し、一度だけ、期間が30日以内であれば出国が可能です。その場合、実際の在留期間(出国日数を差し引いて在留期間に算入)が6か月に達すると申請可能です。

⑤工作證(労働許可証)について

→正規留学生または、期間が一年以上の語学留学生のみ

交換留学生は労働が禁止されていますが、正規生と期間が一年以上の語学留学生は台湾で給料を貰い働くことができます。
しかし、申請なしで労働すると違法となってしまうので、工作證を申請しましょう。

追記:先日申請方法が変更されたため、学校により申請方法が異なる場合があります。詳しくは各学校の事務所にお問い合わせください。

※国立台湾大学の学生のみ
取得方法は以下のNTUOIA(国立台湾大学国際事務所)のサイトを参考にしてください。→https://oia.ntu.edu.tw/internationalstudents/degreestudent/survivalguide/workpermit
※上記した通り、先日申請方法が変更されたので、他のサイトは間違っている可能性があります。


(3)日常生活について

渡航前準備から台湾留学期間中の日常生活に役に立つことまで、幅広くご紹介します。

①携帯回線について

基本、現地の通信会社と契約します。
プランは各会社によって様々ですが、目安としては1ヶ月600NTD 程です。

【必要書類】(携帯会社によって異なりますので、各自でご確認ください。)

・パスポート
・居留證(ARC)
・学生証
・契約費用
※ 契約時にはデポジットを支払う必要があります。

②銀行/郵便局口座の開設について

留学期間中、銀行 / 郵便局口座が必要な場面があります。
用途は様々で必ず作る必要はありませんが、作っておくと便利です。

【必要書類】(口座開設前にご自身でご確認ください。)
・パスポート、もしくは公的身分証明証
・居留證(ARC)
・姓名の入った印鑑(苗字のみはNG)
※ 台湾現地で50元〜作成可能
・口座開設に必要最低限のお金
※1000元(一般的な銀行)、10元(郵便局)

③海外旅行保険について(国立台湾大学の留学生のみ)

【正規留学生】※国立台湾大学の学生のみ
国民健康保険が降りるまでの6か月間は学校側より必ず團體傷病醫療保險(Group Medical Insurance)に自動的に入れられます。この保険は一回の診察につき最大1000元までカバーされます。詳しい保険内容はOIAのサイトをご確認ください。

急な病気/事故/怪我等が心配な方は個人的に海外旅行保険に入っておくと安心です。会社によっては日本語が通じる提携病院も複数あります。

【交換留学生】※国立台湾大学の学生のみ
交換生は台湾に到着するまでに個人で保険に加入する必要があります。
保険の保証範囲に必ず以下の2点が含まれている必要があります。
  ① 傷害保険(1,000,000NTD以上)
  ② 医療保険(1,000,000NTD以上)
台湾到着後、交換留学期間中の有効な保険の証明書を「中国語または英語」
で提出してください。
詳しくはOIA又は、各学校の担当者やエージェントにご確認ください。

④台湾現地での両替方法について

現地で台湾ドルを入手する方法はいくつかあります。
1.台湾に現金を持ち込み現地の銀行や両替所で両替
2.台湾のATMで、日本のデビット/クレジットカードで引き出し
3.台湾で銀行口座を作り、その口座に現金送金をする
4.その他
一般的な方法は以上の3つですが、他にも両替方法は存在するのでご自身のリソース/用途にあった方法を採用してください。

⑤健康/医薬品について

健康/医薬品等は日本から持ってくることを強くおすすめします。
「健保卡」を持っていないうちは、市販薬を持っていると非常に便利です。

日系企業の商品常用薬や常用品は台湾で買うこともできますが、少し値段が張る場合が多いです。

筆者目線ですが、日本から持ってきて個人的に助かった物は、「整腸薬」「ムヒ」「頭痛薬」「のど薬」「制汗用品」です。
参考のため、現地の日本製品価格を提示します。(PRではありません。)

(4)学校関連について(台湾大学正規/交換留学生のみ)

以下は国立台湾大学の学生向けの資料となっています。

詳しい情報は「新入生LINEグループ」にて公開しております。
来学期から国立台湾大学に留学予定で、まだ加入していない方がいらっしゃいましたら、InstagramかEmailにてお知らせください。

①ポータルサイトについて

国立台湾大学は独自の大学ポータルサイト「myNTU」を使用しています。
学内の様々なサイトへ移動するためのハブ的な役割を担っており、「学費の支払い」や「履修登録」などの学内サイトに移動することができるようになっています。

②大学提供のサービスについて

大学は他にも様々なサービスを提供しています。
・学内メールアドレス
・Office365
・G suite(Googleアカウント)
・台湾大学専用VPN
・運動施設や文化施設
・各種SNS
※一部正規留学生のみの提供

③履修登録について

台湾大学は二学期制で、毎学期開始前にオンラインで履修登録が行われます。流れは以下の通りです。

  1. 預選@台大課程網
    来学期開講予定の授業を時間割に入れながらスケジュールを組めます。

  2. 初選(第⼀階段)@網路選課
    履修登録が開始し次第履修したい授業を志願順と共に登録。

  3. 初選(第二階段)@網路選課
    定員に達してしまった授業を除き、同じように履修登録を行う。既に自身の履修したい授業が取れていれば不要。

  4. 網路加退選@網路選課
    初回の授業に参加し、教授から履修許可が出た授業、また履修を停止したい授業をオンラインで追加/取消可能。

  5. 人工加簽@註冊組
    特別な事情がある時のみ、教授のと学科長のサインで授業を追加履修できます。

  6. 停修/退選申請@各学科辦公室/註冊組
    授業の履修履歴が残りますが、学期中に授業の履修を止めることができます。

※履修登録における注意事項
・各学部/学科によって、必修科目や選択科目の履修要件は大きく異なりますが、履修選択の方法には差異がありません。例えば、卒業に必要な単位数や1学期あたりの履修単位数の上限、通識科目や自由選課の範囲などについては、学科のホームページに記載されていますので、必ず確認してください。

・授業名の最後に数字や「上」「下」「甲」「乙」などが付いている場合、それらは順番通りに履修する必要がある可能性があります。必ず確認してください。

・一部の授業には、履修資格(学部や学年など)の制限が設けられています。授業選択の際には、「備註(その他)」を必ず確認してください。

④健康診断について

【正規留学生】
学校から受け取ったメールに従って健康診断を受けてください。

【交換留学生】
以下のNTUOIAのサイトに従ってください。
https://oia.ntu.edu.tw/en/internationalstudents/exchange/beforearrival

⑤学費の支払いについて

⑥言語の授業について

(5)その他

国立台湾大学日本人学生会Instagram

我々は主にInstagramで様々な情報発信をしております。
台湾留学や台湾大学に興味がある方はもちろん、台湾に興味がある方はぜひフォローをお待ちしております。

国立台湾大学公式ホームページ

国立台湾大学の公式ホームページになります。台湾大学に興味がある方はぜひご確認ください。

まとめ

以上が新学期(2024年9月)より国立台湾大学に入学する正規留学生と交換留学生の両方に向けたオリエンテーション資料になります。ぜひ渡航前の参考にしてみてはいかがでしょうか。

注意事項および免責事項

この資料は、国立台湾大学の新入生オリエンテーションで使用されたものであり、学内の利用を主な目的として作成されています。そのため、外部への公開に際しては、一部の情報が特定の文脈において適切でない場合や、最新の情報と異なる場合があります。

また、掲載されているポリシー、手続き、またはその他の情報は、公開時点でのものであり、事前の予告なく変更されることがあります。本資料の内容に関して誤りがある場合や、生じたあらゆる損害について、国立台湾大学及び、国立台湾大学日本人学生会/NTUJSAは一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。

この資料をご覧になる際には、最新の情報を確認し、ご利用いただく状況に応じた適切な判断をお願い申し上げます。

なお、本資料に関する質問は受け付けておりませんので、ご了承ください。

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