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15年の専業主婦から日本マイクロソフトを経て、エヌティ・ソリューションズへ。「Microsoft Dynamics 365」の成長とともに、キャリアを歩んできた。

エヌティ・ソリューションズのArchitectたちに、これまでの人生と現在の仕事、そして今後の展望をnoteにまとめてもらいました。今回は、デジタルトランスフォーメーション事業部の立石 淑恵さんにお願いしました。新卒でSIerに入社後、結婚を機に退職して専業主婦に。その後、「Microsoft Dynamics 365 Customer Engagement」の導入を経験し、日本マイクロソフトに転職。2020年4月にエヌティ・ソリューションズにジョインしました。これまでのキャリアと現在の仕事について、余すところなくつづってくれました。

15年間の専業主婦を経て、日本マイクロソフトへ

専門学校の秘書科で学んだのち、新卒で勤めたのはSIerでした。地元で有名な会社だったので入社を希望して、秘書課への配属を望んでいたのですが、なぜかSEの部署に。結婚を機に退社して、その後は15年に渡って専業主婦をやっていました。子育てをしながら、DBを独学で勉強して、落ち着いたタイミングで派遣社員の社内SEとして働き始めました。その派遣先のグローバル半導体商社で正社員に登用。そして、携わったのが「Microsoft Dynamics 365 Customer Engagement(以下Microsoft D365 CE、)」の導入プロジェクトだったのです。

ゼロから商品選定から行って、グローバルIT部門と協働して導入を図りました。当時から「Microsoft D365 CE」には、Outlookとの連携機能が実装されていて、運用時にはかなり助かったのを覚えています。日本での導入と運用が成功したので、そのテンプレートをグローバルに展開する役割も担いました。「Microsoft D365 CE」は、SFA(営業支援システム)およびCRM(顧客関係管理)としても、非常に有用だと身をもって実感。「このプロダクトは、今後の世界を席巻するかも知れない!」と感じて、日本マイクロソフトに転職したのです。


「Microsoft D365 CE」のテクニカルサポートとしての7年間は、大きな糧になっている

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日本マイクロソフトに在籍したのは、約7年間です。「Microsoft D365 CE」のテクニカルサポートに従事しました。販売と導入を担当するベンダー支援がメインの業務でした。成功事例を世界中から集めて、販売促進のために提供したり、上がってきたバグに対して、アメリカやインドの開発チームにエスカレーションを上げたり。場合によっては、エンドユーザーに対して技術支援を行ったこともあります。「Microsoft D365 CE」の技術に関する、ありとあらゆる相談に答える仕事でした。

「Microsoft D365 CE」は週次でアップデートが行われるので、お客様側での問題が起きないように、事前に情報を提供したり、システム上での設定を行って対策を練っていました。大規模に導入いただいているので、その網羅するべき範囲はかなり広い。システムの細部に至るまでを自分で理解する必要がありました。加えて、大手のお客様相手の仕事ですので、コミュニケーションも丁寧に行わなければなりません。あらゆるリスクを想定して慎重にサポートを続けることで、お客様の支持を得ることができました。数年にわたって、この大規模プロジェクトを担当しましたが、ここで学んだことは今でも大きな糧となっています。


エヌティ・ソリューションズは、日本マイクロソフトからの評価も高かった

そして、エヌティ・ソリューションズに転職したのが、2020年4月です。グローバル半導体商社でエンドユーザーの立場を経験し、日本マイクロソフトでメーカーのテクニカルサポートを担当しました。残りの就労人生は、どのような仕事に就くと面白いのか。そう考えてみると、サービスを提供するベンダーでの経験を積みたい、と感じたのです。ベンダーのコンサルタントとして、エンドユーザーに対して導入支援をすることで、今までとは違った形で人の役に立ちたい。その想いを抱いて、今の会社にお世話になることを決めました。

他のベンダーではなく、エヌティ・ソリューションズを選んだ理由は4つあります。1つ目は、開発経験が全く無かった私を受け入れてくれたから。他のベンダーはコンサルタントの募集であっても、C#やJavaScriptの実装経験を求める企業がほとんど。「実装経験よりもコンサルタントの能力を求める」と明確に掲げていた企業は、今の会社くらいでした。2つ目は、日本マイクロソフト内でのエヌティ・ソリューションズへの評価が高かったこと。「社外にトレーニングを提供しているほど技術力が高い」「長年にわたってお付き合いをさせていただいている」という声を聞きました。

そして、3つ目は、最初にオファーをいただいて、縁がある会社だと直感したからです。私は、意思決定においては直感を大切にしています。最後は、シンプルですが、家から通いやすかったから。これから年齢を重ねていくと、移動が辛くなるかもしれない。長く働ける会社として選びました。しかし、入社した途端にリモートワークに移行したのでビックリしました(笑)。


「自分自身の集大成」のつもりで、今の仕事に取り組んでいる

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入社後のキャッチアップ期間を経て、大手ベンダーと協働しながら、エンドユーザーへの導入コンサルタントを務めています。日本マイクロソフトの時代から、私のことを知っていただいているベンダーさんも多く、「ぜひ、立石さんにプロジェクトに入って欲しい」という声をもらえるのは嬉しいです。

今はある1社のベンダーさんをメインで担当しています。実はそのベンダーさんで部長を務めている方とは、前職のテクニカルサポート業務の中で接点がありました。「私がマネジメント職に就く前に、立石さんに助けていただきました。その節はありがとうございました」と言われたときは、この仕事をやってきた良かったな、、、としみじみ感じました。過去のプロジェクトで幸いにも成果を出すことができたことで、そこまで信頼いただけるのは非常にありがたいです。

ベンダーさんとエンドユーザーさんとの会議に、コンサルタントとして同席させてもらうケースが多いです。「Microsoft D365 CE」の機能のプレゼンテーションや要件定義を中心に、上流工程に携わっています。ベンダーさんと足並みを揃えながら、積極的にご提案したり、日本マイクロソフトでの経験をもとに、逆にリスクを考慮してブレーキを掛けることも。これまでのキャリアが活かせているのは、非常に楽しいです。エヌティ・ソリューションズでのコンサルタントの仕事は、「自分自身の集大成」だと思って取り組めています。


営業や顧客管理の過渡期に、変化をリードできるポジションにいる

「Microsoft D365 CE」の強みは、Microsoftの各製品と密接に連携していることです。Word、Excel、Outlook、Teamsにとどまらず、BIの主軸をMicrosoftが牽引していると私は思っています。専業主婦をやりながら勉強していたDBはAccessでしたし、クラウドサービスのAzureも世界中で使われています。

さらにCRMの領域では、働き方がリモートにシフトすることにも伴い、従来の対面でのセールスから急速に自動化が進んでいます。相手の職場をわざわざ訪問しなくても、お客様のワンクリックによって、自動的に製品の情報が提供される。そして、お客様の個別のステイタスをDBと照合しながら、最適な行動を促す。このように営業や顧客管理の世界観が進化していく過渡期に、変化をリードできるポジションにいられる。それが「Microsoft D365 CE」を扱う仕事の大きな魅力だと感じています。


採用には、ひとつだけ、こだわりがある

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エヌティ・ソリューションズに入社して1年半が経ちますが、とても働きやすい環境だと感じています。私が仕事を進めやすいようにサポートをしてくれますので、ありがたいです。また、会社に対する提言も、頻繁に行っています。「こういうプロジェクトに参画した方がいい」「逆にこのプロジェクトはリスクが高いので断った方がいい」「こういう風に人材を育成した方がいい」といったように。上司の執行役員の粟津さんは、全て親身になって聞いてくれて、すぐに動いてくれます。

「Microsoft D365 CE」コンサルタントの採用を始めて約1年になりますが、ようやく6名のチームになりました。皆さん、全員が開発者出身です。コンサルタントとしてのトレーニングも私が提供しています。そこで感じたのですが、コードを書けることも重要ですが、とにかくお客様に最適なソリューションを提供したい、という方が向いていると思います。製品の情報をキャッチアップして、トレンドに合わせた提案ができる方や、何事においても、プロアクティブに動ける方にも活躍のチャンスは多いです。

採用や育成という意味では、私には一つ、こだわりがあります。日本マイクロソフト時代にも、多くの女性エンジニアのキャリアを支援していきたいと考えていました。その理由は、私自身が専業主婦から復帰して、この業界でキャリアを積めているからです。自分でもラッキーなケースだと思っていますが、同じようなキャリアを歩めるんだ、と伝えていきたいのです。ぜひ、女性エンジニアの方に、エヌティ・ソリューションズにジョインいただけるのを楽しみにしています。

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