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~私は何者かになるのか~<1>
吉田社長にご紹介いただいた林慶一郎と申します。
NTSの書籍に興味を持ち、昨年春、会社訪問の際に、吉田社長とお会いしました。メールアドレスを交換させていただき、自分の現状報告をしているうちに、「NTS journal」の投稿の話が出て、今回1回目になります。
このブログでは、私が夢を叶えるために奮闘する日々の中で、起きたこと、思ったこと、感じたことを綴っていきます。誰かに伝えたい、という気持ちもありますが、“自分”を定期的に残しておきたいというのがブログを始める一番の動機です。しかし公になるものだからといって、自分のキラキラした部分、美辞麗句ばかりの考えを語るのではなく、現在19歳の私の日常の話と、普段考えていることを素直に綴って、週1くらい……定期か不定期のはざまくらいでゆったり投稿します。
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大学進学に関して、アメリカのStanford大学を目指していましたが、今年は合格をもらえず……現在は、東大との併願を視野に、地元大分で浪人生活を送っています。
このブログでの関するキーワードは、私が興味関心を持っている「量子情報、宇宙開発、社会問題、バレーボール、過眠症、etc.」です。少しずつ触れていきます。
まずは、私自身を紹介します。
2004年4月、九州大分県で誕生、2020年3月に大分市の中学校を卒業、4月に親もとを離れ、神戸の灘高等学校入学。下宿生活と一人暮らしを経験。
中学までの私は、バレー部所属で学校の勉強が少しできるだけの、ごくごく普通の子どもでした。自分の周りにいる、スポーツが得意な人、ピアノが得意な人、話が面白い人、彼らを見ていると、自分は何も持っていない平凡すぎる人間に思えて、その劣等感から高校受験に全力で取り組み、灘高等学校に進学しました。“勉強を極めたい”よりも、“何者かになりたい”という気持ちでした。振り返れば3年間、自信が持てなかった頃の自分が、頭の隅にありました。高校での詳しい話は少しずつ触れていきます。
高校1、2年で神戸大学ROOTプログラムにお世話になりました。実践ステージ修了の研究テーマは「量子機械学習の新手法の確立に向けて」でした。その後、NICT主催のSecHack365で研究を続け、これらの過程で沢山の方に出会い、さまざまな場所に訪問する機会を得ました。吉田社長との出会いもこの一つです。
2022年6月には、「RoboCup Asia-Pacific Rescue Challenge U19(個人・団体1位)」、「日本天文学オリンピック 金賞」、12月には、「日本学生科学賞 入選1等(研究テーマ:フェーズ操作による量子機械学習)」と、国内大学受験勉強そっちのけで、興味のあることに熱中する日々を過ごしていました。海外大学の受験は希望通りにならなかったけれど、今しか味わえないことを堪能できました。
新しい年が明けて、2月に灘高等学校を卒業し、3月には、NICT SecHack365研究駆動コース(研究テーマ:多次元ビッグデータ処理のためのハイブリッド型量子機械学習)を修了しました。
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次にタイトルテーマ「Red Lock」について書きます。
私が好きな漫画の一つに、“BlueLock”という漫画があります。そうです、そのままです。私はサッカーは全くできませんが、自分のレベルアップのために最適化された環境、生活習慣を自分で作っています。課された制約の中で最大限を得ることの繰り返しを、日々意識しています。「自由すぎる環境は、その自由を行使することにより無秩序になり、目的を達成するための効率を損なう。一方ある程度自由を制限した環境では、より効率的かつ効果的な行動を促し、目的達成に繋がる」という高校で得た教訓にも通じます。“監獄”は、日々修行のように自分上げを行うために理想的環境だなと、漫画を読んで感じました。“Red”にしたのは、私が目指す場所、もののカラーに多いような気がしたのと、“Passion(受難、情熱)”を連想させるからです。
未熟な私ですが、投稿を重ねるにつれ成長が感じられるようなブログを目指してまいります。よろしくお願いいたします。
<2023年5月5日>