シンギュラリティ前夜〜なくなる職業、生まれるサービス〜
AIの進化は速く、コンピュータは人類にとっても非常に役立つものです。情報システムの創始者やスティーブ・ジョブズのような人々の影響力は現在も続いており、デジタル技術は私たちの生活や産業に浸透しています。AIは人間を超える能力を身につけることが予想されており、シンギュラリティ到来も現実味を帯びてきました。私たちの生活の不便さや手間が解決される一方で、ビジネスや産業も大きく変わるでしょう。私たちは早くその変化を理解し、未来を豊かにするための道筋を考えたいものです。
産業に不可欠な物流業界にも大きな変化が起きており、エッセンシャル・ワーカーと呼ばれるまでになりました。
物流はEC時代においても大切な職業であり、その重要性は2014年に発表された論文によって再確認されました。しかし、消えゆく職業としてなのです。
オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授 が『未来の雇用』で予測した「2025年までに消えていく職業34」
彼の主張では、2025年までに物流ビジネスの多くの領域がAIによって塗り替わると予測されています。
すべての産業や世界が急速に変化し続けている今日、私たちはどのように航海を続けられるか、その水先案内となる書籍が、今回ご紹介する2つのレファレンスレポートです。
『DX事例 100選』は今話題のDXについて総論と産業界における技術動向の各論と事例を交え、各界の専門家と実務家150名の執筆により、書籍としてはB5判上製函入916頁という大作でまとめています。
『スマートロジスティクス』は物流コンサルタント、物流システム機器メーカー、物流管理・制御系ソフトウエア・ハードウエアメーカーがそれぞれのテーマでSCMの実行系であるロジスティクスの歴史・現状・将来について分担執筆したものです。こちらはB5版上製函入294頁になっています。
ご紹介した上記2冊は、いずれも2週間の試読で内容をご確認いただくことができます。書籍タイトルのリンク先からお申し込みください。
(花房陵)<2023/12/07>