(慢性)頭皮湿疹・毛嚢炎の改善について
家庭でできる自然療法
著 東城百合子 発行所 あなたと健康社
皮膚の病気(ページ328)
アトピー性皮膚炎や湿疹などが大変な勢いでふえていますが、出てきた表面ばかり気にして、外側からの治療をしても治らない。それで苦しみ、痛みを止めるステロイド系の副腎皮質ホルモン剤を使うと、うそのように消え、らくになる。だがこれは一時おさえで、治すのではなく神経をマヒさせるだけ、あとで薬害に苦しむことになったり二次的病原となったりする。
だが皮膚病は皮膚だけで病んでいるのではなく全身病で、内臓の痛み苦しみが皮膚に出てきている事の認識がないと、枝葉ばかり追いかけて苦しむことになります。 …
私は、10代後半から20代後半にかけて生活習慣と自身の体質から頭皮に吹き出物や湿疹がでたりしました。
皮膚科に通い、漢方を処方してもらったり塗り薬を試してみたりしました。
漢方は苦く、長く続けることができませんでした。
塗り薬は簡単で痒いときによく使いましたが、効果は限定的で根本はよくなりませんでした。
薬用シャンプーも試しましたが、私の場合、それほど効果は認められませんでした。(しかし、質の悪いシャンプーを使うよりかいいかもしれません)
10年近く患っておりましたが、37歳の現在、当時よりかなり改善されております。
今思えば、当時は若く、自分の体のことよりも自分の欲望を満足させることを優先させていました。
これが一番の原因だと思って反省しております。
わたしが行った改善の手順
①食生活の見直し
食生活を見直せば、ものの見方が変わります。
自分の人生で何が大切で何を棄てた方がいいのか少しずつ見えてきたように思います。
もちろん、食生活を見直したことにより体調も少しずつ良くなりました。
②楽しいと思っていたことが、実は過剰ストレスの原因だった
楽しいこともほどほどにやらなければなりません。楽しいからといって睡眠時間を削ったり、体に悪影響のある環境に身を置き続けることはやめました。
③シャンプーをしない
水だけですっきり洗えたら、それいいと思います。すっきりしないときは少量、オーガニックなシャンプー石鹸を使うようにしています。
普通のシャンプーとは違い髪は若干きしみますが、頭皮のためを優先しています。
美容室へいったりすると頭皮の状況がよくなったねと言われます。
過度のストレスがあるときや体の調子が良くない時はやはり頭皮湿疹は出やすいので、自分の体調の見極めサインとして活用しています。
皮膚疾患についても体質改善を優先して行うことが大切だと実感しました。